月が 輝き…夜空が 深い
…こんな 静寂な なかを 走る日…
昨日から
逃げれない
言わなければいい
……相手は 認知症
無視すればいい
……相手の記憶は 秒殺で消える
旧姓しか 名乗らない
解る名前は まくろく…のみ
ばーちゃんと 同じテーブルの
おねー様 二人は 娘さんが
……時々 訪ねてる
私らは 娘やけど…あんた お嫁さん
やのになぁ～ ほんまに
よう 訪ねったってるわ
(^ ^)…偉いなー
ほんまに えー嫁さんやなぁ
娘さん 居らんでも あんた 幸せやな
(^ ^)ばーちゃん 実娘居てますよ
娘は 遠くに行って 居らんのと一緒
私には あんた…しか居らんねんから
…寂しいし
もっと…来てちょーだい
…に…💢
ばーちゃん（ーー；）
…じーちゃんの 見舞いに
何回…行った？
一年に 二、三回…しか
行ってないやろ？
……
そんな 人 何年も前に亡くなってる
やろ…その頃…私は
仕事してて 忙しかったんや
仕事なんか ８０婆さんが
してるわけないやん！
ばーちゃんも 誰の見舞いも
行かんかったから
誰も来んのや！
娘も！息子も！
じーちゃん
６年近く入院して
最後の３年は
じーちゃんは 病院であんじょう
して 貰ってるから 私が行かんでも
いいって… 行かなかった
じーちゃんは
お母さんは どうしてる？って…
聴いてた
脳挫傷の後遺症はあったが
認識は あった
私は
一時 じーちゃんの 腸瘻の世話や
度重なる入院や通院の付き添いの
ストレスで難聴 耳鳴りで
じーちゃんの顔みると
吐き気がするまでに なってた
じーちゃんの家に入る事も
出来なくなってた
じーちゃんは 昔から
場の空気を読まない
ニコニコ(^ ^)笑顔で
人を凍らせ傷つけるような台詞を
丁寧な言葉で話した
拘りも 異常
損得だけで… 自分から財布を
あけるのも …嫌がった
他人には 無口で 笑顔な人に
見えるけど…
私は 苦手で 嫌いで嫌いで
…病院で 付き添うたび
周りから 娘さん？ いい親子ね(^ ^)
と 言われた
(^ ^)義父ですって 返答し
…私の父は こんな人じゃない！って
いつも 心で呟いた
実父は
厳しい父だったけと 家を出てから
父の優しさが 痛いほどわかる
…父は肺気腫で 長年の通院を
母と二人で頑張ってくれてた
一度だけ 付き添った 時
お前が 今日付き添ってくれて
本当に 楽やった…
機械化が進み 手続きもしんどそう
だった けど 弱音は吐いて来なかった
…こちらの事情がわかってたからか
酸素ボンベを持ちながら
私には 負担をかけないように
してくれてた
じーちゃんの通院は
当たり前のように 私に振られた
毎日 続く大学病院での検査も
…ばーちゃんは
私は 病弱だから…って うちには
まくろくが居て たすかります
いい嫁や
(^ ^)って… 全て
丸投げにした
病弱…は …ただ痩せてただけで
健康体でした(^ ^)
拘り散歩で何回か転け
最後は脳挫傷
…脳挫傷後は おとなしくなった
じーちゃんに
私は
一週間に 一度 会いにいった
…縁あった人
誰も 会いにいかないから
見捨てられた人にする訳には
行かない…
縁は 続いてるのだから…
お地蔵さまに 参る気持ちで
そんな じーちゃんが
回らない 言葉で
おかーさんは？って…
聴いてた
ばーちゃんが
入院するような事になっても
私は 行かない…
……人として…
許せなかった
そのばーちゃんが
寂しいから もっと 来て！
…に
昨日は いけずを 言いました
…
無理！…
……
離れてるから こそ 冷静になれた
離して貰えた ありがたさと
後ろめたさも あり
訪ねてる今…
解らない ばーちゃんに
…自業自得的 説教を してました
(￣ー￣) 私も いけず！です
意地悪できない 相手に！
いけず… してる 自分を
(￣ー￣)
今日の月と星が…
冷たく 光ってました
ブラック 呟きです