最近、死の直前の患者さんを受け持つことがあったんだけど、
ちょっと自己嫌悪。な出来事。
82歳のおばあちゃん。
ガンで足腰がずっとずーっと痛かった、でも、口は達者でしっかりしてた。
それもあって、訴えがかなり強い人やって、その人なりのこだわりとか色々ある人やった。
だから、結構気を使いながら、ケアしてた。
それが6月半ばからだんだんレベルダウンしてきて、
日中も寝てたりぼーーっとしてることが多かった。話しても言葉になってなかった。
そんで、おかしいことを言い出したり、急に裸になったり変な行動を取ったりすることもあった。
正直、一日受け持つとかなり疲れた。受け持ちがついてたらゲって思った。
そんで、その疲れをその患者さんに当たってしまってたんやと思う。
そん時は無意識で、ふとした時にその患者さんから言われた。
「いつもは優しいのに今日は冷たい、それがなんだかさみしい・・・」
そう言われた時、あぁぁ・・・ってすごい嫌になって、恥ずかしくなった。
もう、「ごめんね。」
しか言えへんかった。
その後は、レベルもいまひとつな状態が続いてて、結局最後に会った日は
もう意識も全くなくって、目も開けることなくていつ亡くなってもおかしくない状態やった。
今日が最後の受け持ちやなって思ったけど、呼びかけても努力呼吸してあの口達者なKさんは戻ってこんかった。
そんで、結局昨日の準夜にお亡くなりになったそうです。
こうやって後悔するくらいやったらもっと・・・
ってキレイ事やわ。
いまさら・・・
そう思うけど、やっぱ自分のしたことを患者さん本人に言われたのがショックやってんな。
今でも、あの時のKさんのさみしそうな顔思い出すよ。