昨日からオランダです。
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アムステルダムは、運河が街を囲み、人と車、トラムと自転車が行き交うとても忙しい街です。歴史的な美しさと、人間の欲望が混在している所も面白い!例えばお土産屋さんでは、チューリップとか木靴とかの可愛らしい置物や人形の隣に、自由の国ならではの、笑える位露骨な大人グッズが普通に並んでいて、優しそうな団塊の世代位の女性が笑顔でレジ対応されている・・・違和感ありありの光景でした。

美術も見逃せない・・・レンブラント広場には、あの名画「夜警」が再現されておりました。
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この後、「レンブラントの家」という博物館にも行きました。実際にレンブラントが暮らしていた部屋、アトリエの中に入れる興奮はすごい!更に、当時使われていた絵の具の説明も面白かったですね。大変高価な、ラピスラズリなどの天然石を粉にして作った色も見せてもらいました。今はチューブ入りの絵の具が簡単に手に入るけれど、そういったものが出来たことは美術史の革命であったと。

そして、必ず訪れたかった場所・・・アンネ・フランクが二年間暮らしていた隠れ家。
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世界中から、歴史の事実を学びに長蛇の列でした。一時間ほどの待ち時間でやっと入館。
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居間やベッドルーム、キッチン、この日常的な空間の中で、明らかに日常ではあり得ない・・・果てしない恐怖と戦いながら生活をしていた・・・こんなことが、ほんの、長い歴史から見れば、まだ私の父が生まれた頃のごく最近に起きたことなんて。しかし、今見ているこの空間は、壮絶な運命を余儀なくされた数知れない人達の中の8人が隠れていた場所であって、自分の思いや、生きてきた軌跡を十分に人に伝えることさえ出来ずに、その生涯を閉じなければならなかった人達がどれほど存在するのかと思うと・・・また、その人達の無念さを想像すると、どんな言葉も出ませんでした。
また改めてアンネの日記を読んでみたいと思います。

続く。

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