Fes 🇲🇦 → Tangier 🇲🇦



フェズからタンジェへ移動日。


11:15の電車なので、10:00頃ホテルを出ようと思う。

一昨日、ホテルの人がタクシー乗り場まで付いてきてくれると言うのでお願いしてあった。


朝食を食べようと部屋のドアを開けると、見知らぬスタッフ。

一昨日の人はいない。


昨日念押しで言っておけばよかった。


一昨日その人が使っていた部屋からは別の人が出てきたし、どうもいないみたい。


きっと伝達とかもされていないだろうから、いいや、歩いて行こうと朝食を食べながら考える。


時間はまだ09:00前。

駅まで徒歩1時間弱。

余裕で着ける。


支度はしてあったので、09:15にはホテルを出発。

アプリの地図見ながら歩く。


金曜日はフェズのメディナは休み。

とネットに書いてあったけど、準備をしている店もチラホラあった。

メディナを出て、駐車場を抜け、城の外壁のようなところを通り、地元マーケットのような通りに出た。

荒廃していて暗いけど、生きてはいるマーケット。

なるべくスタスタ歩く。

夜は絶対通りたくない道。


そんな道を通りながら、車が行き交う大通りを通り、駅に到着。

10:00に着けた。

1時間以上あるので、電子案内板で確認をしてから目の前のカフェで待つことにした。

これでもチョコラテ。


時間が近づいて会計をしようとトレーにお金を置くと、店員さんが取りに来て、

「もしよかったら、5ディハルム(チップを)ください」と言ってトレーだけ置いていった。


いや、わかるよ、チップって大事だよ。

ロンドンでバイトをしている時にチップもらっていたし。

チップ文化はわかるよ!


でもわざわざ金額指定されてチップなんて置きたくない!

しかもそんな良いサービスじゃない上に、既にサービスチャージも含まれている!

サービスチャージが含まれていたら、基本チップはいらないという考えなので、そもそも払う気がない。


またイラッとする。

そのまま席を立ち、電車の乗り場の入口へ。


駅員さんがチケットに穴を開け、

「2番ホームだよ、階段降りてね」と説明してくれた。

2番ホームに行くと、もう電車は来ていた。


また明日駅員さんがいて、チケットを見て車両と席番号を教えてくれた。


2等車両にした。

そういえば2等車両は冷房がないと書いてあった。

そうだった。まぁいいか。


車両に乗ると、暑さより臭いが気になった。

臭い。

車両の入口にトイレがあるんだけど、その臭いが臭い。

フェズからタンジェまで4時間25分。

思ったより暑くはないけど、窓の日よけが上げられ、日が当たると暑い。

下げても前の人が上げるので、暑い。

だんだん臭いより暑さが辛くなってくる。


鈍行なので、途中何度も入れ替わりがあり、2時間後には何人もの子どもを連れた集団が乗ってきた。

ピーピーギャーギャー賑やか。



15:00に着いた海が見える駅。

前の人が降りてやっと日よけを下げられた!

でもそこに座る子どもたち。


その1人が外を見たいらしく、日よけを全開にする。

いや、マジで暑いから

私が嫌そうな顔をすると母親が気づいて、何かを言った。

でも全く下げずに、暴れまわっている。


外見ないなら、と日よけを下げる。

すると、すかさず上げるクソガキ。


しばらくその駅で停車していたので、とにかく日ざしがバンバン入る。

何度も下げは上げ、の闘いを繰り返し、私は疲弊した。

というか、暑すぎて気分が悪くなってきた。


汗だくでぐったりし始めた私を見る周りの人。

母親がまた何かを言ったけど、日よけを全開にするクソガキ。

そして電車が走り出しても暴れ回る子どもたち。

座席のテーブル(食事したりするパタンってするあれね)の上に乗って荷台を掴んではしゃぎ回ったり、走り回ったり。


ここは幼稚園なのか。


大人も特に止めさせたりしないので、日常光景なんだろう。

そのまま上から落ちてしまえと何度も思った。


海が見えなくなったのにまだ開けっ放しのクソガキ。


少しでもと、隣の席が空いたので移る。


あと40分の我慢。

暑さより、クソガキ共に対する我慢。

一等席にしておけばよかった。。


電車は時間通りにタンジェに到着。







続く