幕が開く瞬間
緊張感と高揚感が入り混じって
なんとも言えない感情に包まれます
それは何十年たった今でも
変わることがありません



たくさんの拍手と
溢れるばかりの笑顔は
とてつもない孤独感を解放し
まばゆい光が全身を覆います


囁くように声を澄ませて
演奏に乗せて届ける歌声は
身体中から放たれていきます


歌の世界観は幾度も移り変わり
感情もそれぞれに変化します
歓喜に沸く時もあれば
時には抑えきれない悲しみに
支配されることもあります



不思議なくらい
その歌の世界観を
楽しんでいる自分がいるのです


ラストの歌唱で完結する瞬間まで
海の中を泳いでいるような
雲の上を歩いているような
心地良い時空空間は特別です


一期一会の出逢いは
儚いものだからこそ
愛おしいものですね


これからもその出逢いを
楽しみにステージに立ちたいと
思います