「つまり、お前さんはこの街の住人じゃねぇと。こういう訳なんだな?」確認する銀時に、さくらはうなずいた。

「そうです、あたしは・・・・。大神さんに早く逢いたいだけなんです。でも、帰り方がわからなくて・・・。」泣きそうなさくら。

「それなら、しばらくここにいるといいアル!汚い所アルが、歓迎するアル。」神楽が嬉しそうに微笑む。

「でも・・・。」銀時に視線を移すと、はぁーとため息をついていた。

(やっぱり、よその人に迷惑かけちゃ駄目よね。)やっぱり自分でなんとかします。と席を立ちかけたとき。

「ああー、待て待て。早まるなよさくら。」と銀時になだめられた。

「え?だって・・・。」

「さくらさん、大丈夫ですよ。銀さんはこう見えて、結構頼りになるんです。それに、じたばたしてもしょうがないでしょ?」

ソレもそうだと思った。でも・・・。ここでの時間と。いるべき所の時間。同じ流れ方なのだろうか・・・。

「さくら。安心するネ。ここで暮らしてたら、そのうちきっと帰れるアル。」よほど泣きそうな顔をしてたのだろう。

神楽が背中をさすってくれた。自分より年下の子供に慰められるなんて・・・・。

「じゃ。土方君。そういうことで。こいつ、しばらくうちで預かるわ。といっても。帰る方法がわかるまでだけどな。」

「ああ。助かる。それじゃあさくら。また明日な。」と土方は帰っていった。

一方その頃。帝都。

「昨日の嵐がウソのようだな。どうやら、桜も散らずにすんだみてぇだ。」

「おまえも一杯どうだ?大神。」

「はい。支配人もお元気そうでなによりです。」(サクラ大戦2一話。花萌える帝都参照)

と米田と大神が再会を祝していた。

「さくら。どうした?やっぱ気になるか?」銀時が微笑む。

さくらにジュースを渡し。隣に腰掛けた。

「ええ。気にならない・・と言ったらウソになります。でも・・・じたばたしても確かに・・・仕方ないですよね。」

「そうそう。気長に待っとけ。絶対帰してやるから。銀さんウソつかないよ。」

「はい。」そして。万事屋には、依頼人兼。居候がしばらく居つく事になったのである。~続く~