キスムは主にルオ族が大半を占めています。
ルオ語って母音が５つしかないので、日本語にほんとに似ているんです。
例えば私の名前「あやか」はルオ族の名前でもあります。
意味はto grab
「りえこ」は賢いという意味。
「くまもと」はここでは書けない下品な意味があるそうですｗ
あまりにも似ているので、ここにいる間に話せるようになりそうです。
昨日は市長や市保健衛生委員のたくさんの方々と握手をしたあと、
今後私が活動拠点にするマニヤッタ地方のスラムを訪れてきました。
正確にいうとマニヤッタ地方そのものがスラムです。
初めてそのマニヤッタから一番近いといわれるミゴシ診療所に行ってきました。
平屋でなんにもない診療所ですが、
マラリア、HIVの判断、子供の予防注射と簡単な薬の処方を行なっています。
ちなみにこの病院の地域でわかっている範囲では
HIV感染率は現在１０％～１５％なので、かつて言われていた２０～３０％ほどではなくなったようです。
マニヤッタには診療所がないので、遠くても２０～３０分の炎天下の中、
ここまで住民は歩いてこなければなりません。
そのためMCI（Millennium City Initiative）では
今回Community Health Worker Projectをココで実施しようという試みをしています。
既存のCommunity Health Workerと４０以上のNGOをコラボさせて、市の委員会の協力を得て、
継続するちゃんと回っていく仕組みをコミュニティ内で作る。ことが目標です。
このプログラム、ミレニアムビレッジをはじめとするさまざまな村ではすでに実施されています。
しかし、これを都市部で、しかもスラムで行なうのはケニアでは初めてだそうです。
この仕組み、簡単に言うと、診療所が遠いため、各地域にCommunity Health Workerを育て、
彼らがマラリア,結核のような病気をある程度まで判断し、事前に予防措置をとったり、
どの病院につれていくなど適切なアドバイスを行うというものです。
そのスラムでのFirst Meeting。
１００人以上の住民の前でのインターン生３人
・Grant (Studying Economics at Columbia Uni, 2nd year)
・Salina (Just graduated from Columbia Uni and ９月からCloumbia Medical schoolへ)
・私
の自己紹介は緊張しました。
でもこの名前と簡単なルオ語あいさつのおかげで大うけ。
この「あやか」という名前、どこにいってもうけます。それだけでもなんだか救われた気分になります。
基本的にキスムでは、日本人は大歓迎されます。
カンフー映画の影響で、アジア人はカンフーで戦えるから襲ってはいけないという精神があるようです。
またアニャンゴという有名な日本人女性のおかげで私もアニャンゴによく間違えられます。
http://ameblo.jp/anyangowarembo/page-1.html#main
私は５月に行なわれたアフリカンフェスタで演奏していたアニャンゴさんと少しお話させていただいたのですが、
今度Newsweekの世界の認める日本人１００人に選ばれたようです☆すごいです！！
ルオ族の伝統的な楽器を女性で確かはじめて習得し、ルオ語で歌い、こっちでは
ラジオやテレビにでるヒーローです。今は日本にいらっしゃるようですが、
街でアニャンゴと声をかけられるとうれしいけど…でも、私は違うよ～という感じです。
話は飛びますが、他のインターン生２人はCommunity Health Worker Projectを、
私一人はマニヤッタにある４つの小学校のトイレ事情、Health Educationに携わる予定です。
とっても楽しみだけど、ある意味一からのスタートなので、何をどうすればいいのか、まだよくわかりません。
You have to speak for yourself what's going on and what you wantとか
You just have to keep asking tons of questions on and on とか、
Can these people just work or move a little faster?とか
Why are they not on time to the meeting? Do we have to wait forever?とか
My stomach hurts...not that bad but not so goodとかいろいろとつらいけど、
いい人多いです。とりあえず満点の星空とか、かわいい子供たちとか
スラムの人やHousekeeperのBerylからからほんとに発展したいんだって言われると、
ちょっと頑張ろうって気になります。