公園唱歌【楽譜のみの唱歌音源化プロジェクト26】 | 山口采希のブログ

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公園唱歌♪歌詞の中に靖國神社が出てくるよ!🎌
「公園唱歌」東京名勝日曜遊び 明治42年楽譜のみの唱歌音源化プロジェクト26

21番まで歌詞あるけど、今回は1.2.3.19.20.21番を歌わせて頂きました♪
明治時代の東京のいろんな観光名所が紹介されている曲です^^🎌 是非お聴きください♪

「公園唱歌」
東京名勝日曜遊び
作詞:大和田建樹 
作曲:小山作之助 
明治42年(1909年)

1
六日つとめて楽しくも
1日あそぶ日曜日
幸 散歩によき天気
電車に乗らんか歩かんか

春は木毎に咲く花の
雲の上野の公園地
森おくぶかく園ひろく
聲さへかをる時の鐘

3
犬を連れたる西郷の
銅像近く祭らるる
幕は上野の戦争に
戦死遂げたる彰義隊

4
象あり熊あり獅子ありて
熱帯北海さまざまの
生物あつめし動物園
籠には種種の鳥うたふ

5
神楽きこゆる東照宮
鰐口ひびく弁財天
水鳥うかぶ不忍の
池には懸かる観月橋

6
凌雲閣を目あてにて
行けば浅草公園地
観音参りの人人を
集めて賑ふ池のそば

7
子供の好む見せ物は
玉乗軽業鳥の芸
魚の波間に游ぎ居る
姿を見るは水族館

8
電車に乗りて走らせば
東京市内もいと狭く
上野浅草朝に見て
書後は遊ぶ芝公園

9
先づ駆けのぼる丸山の
上より見渡す景色よさ
近くは海苔取る芝の海
遠くは霞む安房上總

10

沖に帆かけて行く舟も
陸に走りて来る汽車も
呼ばば答へんばかりにて
人まで見ゆる遠眼鏡

11
山を下れば東照宮
山門そばだつ増上寺
うしろの岡には西向の
観音ありて夏涼し

12
少し離れていと高き
石段のぼれば愛宕山
眺望さらに大きくて
隈なく見渡す東京灣

13
初日拝みに一月は
のぼる人人賑わしく
二十六夜の月の出も
ここにて見ればただ一目

14
日比谷公園日日に来て
見れども盡きぬ花の色
春は躑躅に夏牡丹
秋白菊に冬水仙

15
鶴の口より噴き出だす
水は時雨か夕立か
池の鯉見る乙女子の
袖に掛かるも憎からず

16
玉投ブランコさまざまの
遊び賑わふ運動場
日曜毎に喝采の
聲もとどろく音楽堂

17
日枝の神社の境内に
位置を占めたる公園は
櫻の蕾透かし見る
雲なき空の星が岡

18
石段しろく花散りて
こずえ若葉となる頃は
静けき陰に鶯の
唱歌を聞くも面白や

19
九段の上には國の為め
命捨てたる大丈夫の
英魂不朽に世を守る
靖國神社の神の庭

20
泉水清く鯉すみて
芝生緑に石白し
雪を凌ぎて咲く梅の
盛は暗夜も暗からず

21
あれ見よ馬場の空高く
立ちて夕日に輝くは
維新の功留めたる
大村氏の像と聞く