山下敬二郎さんー胆管がん | 金剛の健康体回復法ーがん病を克服して百寿を与う!!

山下敬二郎さんー胆管がん

「ロカビリー3人男」山下敬二郎さん死去 71歳、胆管がん
2011.1.6 07:54
このニュースのトピックス:有名人の訃報

昨年11月11日に行われた「谷啓さんとお別れする会」に出席した山下敬二郎さん。

すでにこの時、がんはかなり進行していた=東京・芝公園(撮影・戸加里真司)

「生」への強い執念をみなぎらせたが、病魔の進行は予想以上に速かった。家族への負担を考えて自宅近くの病院に転院した矢先に容体が急変、帰らぬ人となった。

 山下さんは、18歳だった1958年2月、東京・有楽町の日本劇場で始まった「ウエスタンカーニバル」に出演、「ロカビリー3人男」として人気が爆発した。同4月に発売したデビュー曲「ダイアナ/バルコニーに座って」を大ヒットさせ、一世を風靡。08年には芸能生活50周年を迎え、生涯現役を宣言していた。

 誰からも愛される人柄だっただけに、今年4月9日には、平尾やミッキーらが中心となって激励コンサートの開催も計画されていた。雪村いずみ(73)やジェリー藤尾(70)ら約30人が参加を志願。それを知った山下さんは「この舞台でロカビリー3人男で歌いたい」と、希望を胸に闘病していたが、その夢は叶わなかった。

 91年に26歳差で結婚した直子さんは「まさかという思いです」とサンケイスポーツに心境を吐露。「最期は苦しそうに息をして、話すことはできませんでした。頭の中は真っ白で、今は何も考えられない。(同じ歌手の)先輩としても、人間としても尊敬できる人…。いつも『オレは世界一の男だ』と言っていました。本当に最後まですてきな人でした」と最愛の夫をしのんだ。

 名曲「ダイアナ」などで知られるロカビリー歌手、山下敬二郎さんが5日、入院先の東京・町田慶泉病院で胆管がんのため死去した。71歳だった。1950年代後半から作曲家の平尾昌晃(73)、ロック歌手、ミッキー・カーチス(72)とともに「ロカビリー3人男」と呼ばれ一世を風靡。病魔と闘いながら、亡くなる直前の昨年末にはコンサートを開催し、ファンにがん克服を誓っていた。(サンケイスポーツ)

 1950年代から60年代にかけて、一大旋風を巻き起こしたロカビリーの先駆者が逝った。

 関係者によると、山下さんは5日午後7時55分ごろ、妻の直子さん(46)、高2の息子、中2の娘に看取られ、息を引き取った。

 昨年11月下旬に体調不良を訴えて、精密検査を受けたところ、胆管がんが発覚。横浜市の昭和大学藤が丘病院に入院したが、「ほぼ手遅れの状態だった」(関係者)。がんを告知された山下さんは、かなりショックを受けた様子だったという。

 12月上旬には東京・日大板橋病院に転院し、手術をしない形で治療に専念。闘病を知った平尾らが見舞いに訪れる中、歌手の森山加代子(68)は山下さんのむくんだ足をさするなど懸命に看病し、励ました。

 仲間の後押しで絶望の淵から歌への情熱を取り戻した山下さんは、同26日に栃木県佐野市でディナーショーを強行。「私はがんですが、必ず打ち勝ちます」とファンに宣言し、「ダイアナ」などを熱唱。10分の予定を大きく上回る約40分間、ステージで椅子に座り、歌い続けた。