腺がんとは/ 肺腺がん | 金剛の健康体回復法ーがん病を克服して百寿を与う!!

腺がんとは/ 肺腺がん

腺がんとは
腺がん(せんがん、adenocarcinoma)とは、上皮性の悪性腫瘍の一つです。

消化管、肺、子宮体部、前立腺、甲状腺、肝臓、腎臓、すい臓、胆のうなどに発生します。
(子宮頚部 、十二指腸、膵臓(すいぞう)、前立腺、大腸、膣、乳腺、肺)

全身状態が極端に悪くなると末期がんと呼ばれます。


肺腺がん
肺の分泌腺としての性格を持つ細胞、すなわち腺にできるがんで、非小細胞がんのほぼ半数を占めます。

このがんの大半は、肺の気管支の抹消部に生じます。空気の通路を通ってほかの場所に転移する型もあります。

腺がんは、肺がん全体の約50%を占めています。

そして、男性の肺がんの約40%、女性の肺がんの約70%以上を占め、多くは肺の奥のほう(末梢)に発生します。

腺がんはほかの種類の肺がんに比べ、その性質はバラエティに富んでいて、進行の速いものから遅いものまで様々あります。

腺がんの典型例では、X線写真で丸い影として認められます。

CT画像では、丸い、周囲が不整な陰影として認められます。

腺がんは、腺くう(細胞が丸く円を作るように集まり、内部が空洞になった状態)をつくったり、乳頭状の構造を示すのが特徴です

腺がんにも細かく分類すると、多くの種類があります。

増殖する速度が非常に速いものから、5年経っても少ししか大きくならずに、その時点で手術をしても十分に治るようなものまで様々です。

腺がんには陰影が小さくても進行している場合もあるので、注意が必要です。

近年、CT検診で見つかる非喫煙者に多い小型の肺がんは、「細気管支肺胞上皮がん」と呼ばれているもので、増殖のスピードが極めて遅いとされています。

このような腺がんは、X線写真では、わからないような小さくて淡い陰影を示すことが多く、CTではじめて見つかります。

また、これは早期の腺がんと考えられています。

このがんの場合には、肺葉の一部を取る区域切除あるいは部分切除といった小さな手術(縮小手術)でほとんどが治癒すると考えられています。

ちなみに、この腺がんは、肺がんのほかにも、乳腺、甲状腺、胃、腸などにも見られます。


子宮頚部腺がんについて
最近子宮頚がんの傾向として、患者さんの年齢の若年化と子宮頚部腺がんの増加が挙げられます

乳頭腺管がん
乳頭腺管がんは、がんの細胞がキノコ状に発育するタイプのがんで、乳がん全体の25%を占めています。
細胞分裂の仕方は、分化度が高いです。乳頭腺管がんは乳がんのなかではタチのいいがん


>「NCC-ST-439ー基準値は7.0U/ml以下」
臨床意義
NCC-ST-439はシアリル糖鎖抗原で、消化器系の腫瘍マーカーとして利用される。  
血中NCC-ST-439は膵臓癌、胆道癌、大腸癌、乳癌などの多種類の腺癌で高値となる。

正常組織の唾液腺,気管支腺,肝細胞,膵ラ氏島細胞などに分布する。

乳腺,肺,胃,大腸,膵臓,胆道系などの癌の診断に有用であり,また,これらの癌の治療後のフォローアップなどに測定の有用性が認められる。(膀癌、消化器系癌や肺腺癌、乳癌に有効な血中腫瘍マーカー。CA19-9などより癌特異性が高いとされている。)

異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患-悪性:胆道癌、乳癌、膵癌
上昇する疾患-良性:膵疾患

>CEA(主に大腸がんの鑑別)*20以上は、転移を含めた悪性腫瘍が疑われる。
▽CEA(5.0ng/ml以下)ヒトの大腸がんから取り出されたタンパクで、癌胎児性抗原とよばれ、胎児期の消化管や肝臓に多量に存在する。健常人の血液中にも少量見られる。大腸がんなどの消化管のがんに有用。特に腺がんに多い。悪性腫瘍以外では、肝臓疾患・膵炎・炎症性胃腸炎やタバコ使用などでも高値を得る。
大腸癌・すい臓癌・胆道癌・肺癌・胃癌・乳癌・子宮癌、肝臓疾患・膵炎・胃腸炎・腎不全に使用マーカー

▽腺癌で主に産生される物質で、分子量約18万の糖タンパクです。消化器癌、肺癌、甲状腺髄様癌、乳癌、胚細胞腫瘍など局所再発、肝転移で高率に陽性化する。
(以上ネット情報)