瞳の中のGalaxy〜ジュン語り | 蒼い嵐に惹かれて〜まあたんのブログ〜

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嵐さんゴト、大野智さんを中心に。
妄想してます。
妄想に、耐えられる方。
どうぞ、よろしくお願いします。



「皇帝陛下の方は、どうなさるのですか?」

俺は、作戦を立てるために
部下10人を集めて、ショウ殿下のもとに
駆けつけた。


一番の懸念は、皇帝陛下が気づいてしまうことだ。

さすがに、皇帝のまわりには屈強な精鋭部隊が控えている。


「大丈夫。
カズを送りこむ。あの、狒々親父が、涎を垂らしている間に、燃料をいただく。」



初めて知ったカズの存在意義。

だから、この人は青い屋敷に通っていたのか。


「カズは、この襲撃については何も知らない。
内密なんだ。 
万が一、失敗しても、あいつには罪はない。」


「了解です。
しかし、安心してください。成功させますから。」


俺は、ショウ殿下と固く両手を握り合った。



その晩。

俺たちは、燃料貯蔵施設に忍び込み
軍の大型ドローンを使って

無事にエネルギータンクを
北の街に送り届けた。



皇帝陛下が
エネルギータンクを盗まれたことを知ったのは

翌日の昼過ぎになってからだ。



俺が、青い屋敷を訪ねると。

カズがその白い肢体をベッドに沈めて
昏睡しているかのように
眠っていた。


「無事だったか、、、」

安堵の息を吐いて、その場を後にした。


激怒した皇帝陛下は
燃料貯蔵施設の警備を、近衛隊に委ねるよう
命を下した。


拝命に向かうショウ殿下が
ニヤッと微笑んでいたのは言うまでもない。