瞳の中のGalaxy | 蒼い嵐に惹かれて〜まあたんのブログ〜

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嵐さんゴト、大野智さんを中心に。
妄想してます。
妄想に、耐えられる方。
どうぞ、よろしくお願いします。




「駄目だったんでしょう?
もう、青い星に帰るの?」

カズが尋ねると、

サトシは首を横に振る。

「いや。
じいちゃんや、みんなからなけなしのエネルギーを貰って、この帝国まで飛んで来たんだもん。
手ぶらで帰れないや。」

「じゃ、どうするの?」

「また、宮殿に押しかける。」

「…そんなことしたら。
殺されるよ?」

「近衛隊に?
うーん。
困るな、、、」


そう言いながら、サトシは全然困ったように見えない。

ああ。
彼はハナから命をかけているんだ。

カズは、サトシを見ながら理解した。



「今夜の宿は?」

「まだ、決めてないけども。
城外の人たちに泊めてもらうつもり。」

そう答えながら、サトシがマントの中から
小さな袋を取り出した。

「テラの花の種を持って来たんだ。
宿賃代わりになるかなぁって思う。」

カズの顔が、ぱあっと明るくなる。

「花?
どんな?」

「向日葵って言ってね。
種から、燃料が少し取れる。
花は、黄色の太陽みたいな、、」

「太陽、、、」

「あ、この帝国では太陽は小さいんだっけ?
テラじゃ、結構でかいんだよ。」



サトシの話をじっと聞いていたカズは、たまらなくなった。


「ねぇ、うちに泊まったら?
花の話、もっと聞かせて。」

「え?
いいの?
カズは、この城壁の中の人でしょう?」

「…大丈夫。
誰もいないし。」




サトシは、庭の隅にあるというカズの家に泊まることになった。