1月5日に、年末に撮ったCTの結果を聞きに行ってきた。

苦しかったあの2ヶ月間の治療結果がここであらわになる。。
そしてそれをもって今後の治療方針を決める、とても緊張の一日だった。


もう、抗がん剤治療を覚悟しなきゃいけないと思ってた。
入院中の経過報告でも、今やってる治療だけで完治することは期待できないし、首のリンパに転移があるから全身治療が必要だと言われていたし。

でも、何も治療してない今だって毎日体調わるいのに、これ以上さらに抗がん剤の副作用は…とても耐えられないと思った


両親の目の前で聞くのもなあと思いつつ、もう治療はしない緩和ケアの選択について先生に聞いてみようと思ってたの。


そしたら、なんと主治医の方から緩和ケアについても提案があった。


抗がん剤治療は、ガンを治すためのものではなく、延命のためのものであること。
効果があるかないかは使ってみないとわからないこと。効果があればラッキー程度。
いつまで、という期間はもうけられないので抗がん剤とずっと付き合っていくことになること。
どの種類の抗がん剤を使うにしろ副作用として吐き気と倦怠感は必ずあり、寝たきりになってしまうかもしれないこと。

それでも頑張ります、っていうことなら、やってみましょう

と主治医は言う。


もうひとつは緩和ケアで、治療はせず、痛みや辛さなど出てきた症状にその都度対処していく方法。



先生はどちらがいいと思うか?聞くと、

「入院中の様子を見ていて、近藤さんの場合は副作用が強く出て治療が進むにつれてかなり辛そうだったので…
今後の抗がん剤治療はあの時より一回に使う抗がん剤の量もずっと多いし、副作用はもっとしんどいと思うので…緩和ケアもありだと思います」


前から思ってたけど、この先生かなりマトモだと思う。ちゃんとみてくれてる感。
最初は病院を信用してなかったわたしでも納得できるもろもろの措置。抗がん剤の正しい認識。しかもわたしとあんまり歳変わらず若くて超絶イケメンなんだチーン30代で大病院の主治医クラスってなれるの?よっぽど優秀なの?


てか抗がん剤覚悟してたのに、誰もオススメしてくれないんだよねチーン
病院が、抗がん剤頑張りましょう〜もうそれしか方法ないんで!って腕引っぱってくるなら、それも経験として自分に必要な道なんだろうな…と思ってやったかもしれないけど。

誰もオススメしてくれない……………………
むしろこっちが「頑張りますので!やらせてください!」って言わなきゃいけないのね。



そりゃーーまったくやる気にならんよ。

それはつまり、、
その道は通らなくていいってことでしょう?


これから先の治療方針。

死ぬまでエンドレスの抗がん剤か、
もう治療はしない緩和ケアか。


来週までに決めないといけないんだけど…

ギリギリまで悩むフリしてるけど、
もう自分の中で答え出ちゃってるショボーン



今日はいろんなSNSで「きちんとした年末の挨拶」がオンパレードだね。
みんな優等生だな〜と適当に眺めて思う。

死ぬか生きるかにフォーカスして過ごさなくていい普通の人たちが羨ましい。



2020年は本当に苦しかった。今まで生きてきた中で経験したことのない苦痛と恐怖にまみれた一年だった。

来年が来るのもとてもこわい
来年はもっと過酷な治療に耐えないといけないのかもしれない。
そしてそれはずっと先のことではなく、もうすぐ手前に始まるだろうから

苦痛に耐えるキャパがもう残ってないんだけど、どうしたらいいんだろう?
何にも耐えなくていいように、今すぐ死ぬ方法はないのかなあっていうのは、定期的に考えること。



あと15分ほどで2021年か…

やだな。とてもこわい。