二次創作Ⅵ(13) | ~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

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【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

すらまっぱぎー…やかんです(^^ゞ


作戦決行の日。
アルク達は政庁の橋に集まっているようです。

それでは安定の妄想でゆきます(^^ゞ

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第13話〈街の防衛戦線〉

夕方。
「彩虹」ギルドの団員と例の精鋭ギルドの団員は、政庁へと続く橋の前に座っていた。

団員と言っても、橋の前にいる「彩虹」ギルドのメンバーはアルクとアカとシロだけだ。
橋の手すりに座っているアカは眠たそうにあくびする。

アカ「ふぁぁ…朝からずっと見張ってるけど、ほんまに今日来るん?
そもそも、襲撃犯って正面から来るもんなん?そいつアホちゃう?」

アルク「そんなの俺に言われても…
クロが『あいつはここぞと言う時必ず正面から来る』って言ってたんだよ、自信満々に。」

「にわかには信じられないけどな…」

アルクの説明に、盾使いも頷く。

――と、その時。

ズドオォォンッ!

突然、街の門の方から爆発のような音が聞こえてきた。
門から白煙が昇る。

アルク「―来たぞ!」

アカ「ほんまに正面から来よった…」

「総員、戦闘準備!」

盾使いの号令に、アルク達は一斉に武器を構える。
それまで街を歩いていた住人達も、慌てるように家の中へと避難した。

しんとした街の向こうから、黒い影が悠然と歩いてくる。
手にはあの黒い結晶の槍。

アルクはアカの前に立ち弓を構えた。
矢をつがえ、黒い影に照準を合わせる。

アルク「よくもうちのギルドの仲間を!アカの仇を討ってやるから覚悟しろ!!」

アカ「私死んでへんよ~。それと、後衛が近接武器の前に立たんといて欲しいんやけどな~。」

「それは言えてるな。盾より前に出たら意味ないだろ。」

前衛二人に咎められ、アルクは渋々後退する。
どんな状況でもキマまらないのがアルクである。

一方で、アルク達を見据える黒い影――もとい、ファルは眉を潜めた。

「陽動のおかげで、街の守備が薄くなってるのは良かったけど…やっぱり精鋭が護衛についてるのな。」

ファルは槍を構える。
その眼に静かな殺気を湛えて。

アカは、ギュ…と大剣の柄を握り、ファルを睨んだ。

大丈夫、恐れはない。
今、私の中にあるのは――

アカ「行くで!!今度はやられへん、リベンジや!」

アカが叫ぶと同時に盾使い、続いてアカが駆け出した。

ファル「ボくの邪魔をする奴は、その盾もろとも貫くのな!」

ファルは槍を前に突き出し、一直線に盾使いへと突進する。

しかし、槍が盾に届く直前。
盾使いは、瞬時に盾を下げて剣を前に構えた。

「正面が無理なら、受け流すまで!」

ギィィインッ

金属が擦れる鋭い音が鳴り、槍は軌道を変えて空を斬る。

ファル「な…!」

ファルは慌てて距離を取ろうとするも、既にアカが目の前まで迫っていた。

アカ「威力なら私も負けへんで!」

ブンッと鈍い音を鳴らせ、アカは大剣を豪快に振る。

ファルは槍の柄で受け止めるが、その衝撃力に耐えきれず後ろへ吹っ飛ばされる。
そしてファルが足を地につけるよりも速く、

アルク「メーバショット!」

アルクの矢がファルの足元を捕らえた。
ファルの足にネバネバした液体が絡み付き、ファルの動きが鈍る。

アルク「今だ、行けクロ!」

ファル「!?」

アルクの叫び声と同時に、建物の屋根の上からクロが飛び降りてきた。
拳を掲げ、ファルの方へ落ちてくる。

ファル「クロ…そういう事な…」

ファルは目を伏せる。
その目の前には、クロの拳が迫っていた。

To be continued...
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完璧な連携で攻撃を仕掛けるアルク達。
クロの一撃は届くのか…?

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