「いつから追加されてたです!?」って調べてみたら、なんと一月も前に追加されていたとは…
早速(と言って良いのか分からないですが)、
ジャンルをスマホゲームに変えました(笑)
これを待ってたんだ(*´∀`)
~では、二次創作の話を~
事件から一夜明け、学院は日常を取り戻す。
しかし、アルクにとっての日常はどこかに行ってしまったようです…
今回も安定の妄想でゆきます(^^ゞ
アルク「か、開幕…」
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第8話〈衝動〉
翌日。
教室にイリスはいなかった。
彼女が休むのは初めてだ。やはり昨日の表情を考えるに、相当なショックを受けているのだろうか。
そして案の定、ヴェルトも来ていない。
今頃は取り調べも済んで監獄に送られているのだろう…
そんな事を考えながらのホームルームは、正直とても憂鬱だった。
昼休みになると、生徒達は広間に集まった。
食堂が使えなくなったので、復旧するまではそこを食堂代わりにするようだ。
しかしアルクは、広間で食べることはしなかった。
…というのも。
「昨日の事件知ってます?ヴェルトさんが食堂を爆破したんですって。」
「優しそうな人だと思っていたのにな…」
「昨日食堂で花火大会あったって!?」
「怖いわね~、わたくしあの異常者と同じクラスでしたのよ!」
ある事ない事、昨日の事件に関しての憶測が飛び交っていたからだ。
確かに食堂を爆破したのはヴェルトだが、彼が「異常者」だと言われるのは嫌だ。
しかし下手に訂正しようとすれば俺も祭り上げられかねない。
アルクは購入した食事をお盆に乗せて、そそくさと退散しようとした。
しかし出口の扉に手を掛けたとき、唐突とある生徒の声が聞こえてきた。
「しかしヴェルトも馬鹿だなー、イリスの事なんて庇わなきゃ良かったのに。
イリスも『個人の夢をとやかく言う権利が無い』なんて言っちゃってさあ?」
「でも良いじゃないですか。どの道役人候補が一人減ったんですから。
今頃はうちのお父様の力で、ヴェルトの刑期を役人試験が終わる頃まで引き延ばしてくれてますよ。」
「あー愉快、愉快!」
黒く渦巻く笑い声を背に、アルクは静かに扉を閉めた。
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帰り道。
いつも通りの道なはずなのに、とても長く感じる。
隣にヴェルトはいない。
それだけでこんなにも変わるなんて。
アルクの頭の中では、何度も先程の会話が流れていた。
アルク「個人の夢をとやかく言う権利は無い…か。――いかにもあいつらしい台詞だな。」
ふと、アルクの視界に街の門が映った。
街の南にあるその門の向こうには、広大なラカウ平野が広がっている。
とはいえ、普段その門を通るのは行商人や冒険者など、ストレイエの人が大半だ。
街の外には危険な生き物もいるため、アルクも用がなければ街から出ることはない。
しかし。
アルク「…まだ、日は高いよな。」
気晴らしがしたいのか、それともいっそ自分もどこかへ行きたいと思ったのか…
言葉にならない衝動に突き動かされ、アルクの足は街の門へと向かっていた。
To be continued...
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崩れ去ったアルクの日常…
シロ「それより!ヴェルト帰ってこないの!?」
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