名古屋に負けても他に負けないこと | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

名古屋に負けても他に負けないこと

Fリーグはテバオーシャンアリーナカップも終わり、いよいよ中盤戦に突入してきました。
ここ数年はこのあたりで名古屋が他を突き放す、というよりも他が共倒れしてしまうという傾向でした。

今年は大阪が取りこぼさずに順調に勝ち点を重ねて名古屋と首位争いをしてきたので、この調子で3順目まで続くか?と思いましたが、昨日の神戸戦で敗退し、首位返り咲きのチャンスを逃し、今週末の名古屋の結果では勝ち点差が5まで開いてしまい、また今年も名古屋の独走となってしまう可能性がでてきました。

Fリーグには名古屋という手堅い強豪がいるため、「打倒、名古屋!」に注目が集まりますが、名古屋も全勝優勝はしたことがありませんし、今シーズンも11試合中すでに2回引き分けています。
リーグ戦で優勝するには名古屋に勝つことではなく、名古屋戦以外でいかに勝ち点を取りこぼさないかが重要です。

Fリーグ1年目、2年目で2年連続2位だった浦安が良い例です。名古屋に勝てなくても他からしっかり勝ち点を稼ぐことで名古屋についていき、名古屋にプレッシャーをかけていました。

ところが、昨今のFリーグは、名古屋の対抗としては大阪、神戸があがりますが、この2チームは府中や大分と相性が良くなく、府中や大分は下位チームの取りこぼしが多いです。
そのため、結局2位グループが星の潰し合いとなってしまい、名古屋の独走を許してしまっています。

今シーズンは大阪が名古屋にプレッシャーをかけてくれるのでは?と期待していましたが、今後はどうなっていくのか?
名古屋に食らいつくのは大阪か?神戸か?それとも1順目で名古屋と引き分けた府中か?はたまた、名古屋キラーの大分か?

そういった意味ではまだまだFリーグは見どころが十分ありますね。