セントラルの感想 | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

セントラルの感想

昨日、一昨日の2日間は代々木第一体育館でセントラル開催だったFリーグに行ってきた。
結果はFリーグのオフィシャルサイト を見てくださいということで済ますとして、個人的な感想を。

初日の3試合は今シーズンのFリーグを象徴した試合だった。3試合とも拮抗しており、お気に入りのチームがあれば勝敗の行方が最後までわからないハラハラドキドキした試合といえるが、その反面、積極性に欠いていた部分もあり、最後まで見続けられずに飽きた観客も多かったのでは。

2日目の2試合は1日目とは正反対で、勝ったチームは持ち味を出せた。
特に湘南はボラはもちろん、この日は岡部らドリブルが持ち味な選手の積極的なドリブル突破が結果に結びついた。北海道がボラに対してまったく対応できなかった事がクローズアップされると思うが、それと同等なくらい、湘南の守備陣を前後にかき乱す事をしなかった事が湘南にとって最大の勝因だろう。湘南も最後尾の選手が我慢してスペースを開けなかったのがこれまでと比べて成長している部分と言える。

また、名古屋対浦安も名古屋相手に一瞬でも気を緩めてはいけないのに、緩めてしまったのが浦安の敗因だろう。
「心が折れた」と試合後に語った選手がいたが、勝てない試合ではなかったうえに、数人の選手の油断が敗因だったのだから、無理も無い。

逆に名古屋は連携がイマイチながらも少ないチャンスをよく決めた。決勝点の完山のとっさの判断も良かったが、個人的には2点目の木暮の得点の前までの川原、北原、ウィルソンの判断の速さが印象的だった。


この5試合で、一番気に入ったプレーは、仁部屋のスルーだった。ゴールにはならなかったものの、キックインから出たボールを中盤でとっさの判断で行ったスルーで、決定的なチャンスを作ったのは見事である。


ところで、稲田が決めた後に「イ~ナ×4、ゴール、イナゴール♪」がサポーターから出てきたのに対し、木暮が決めた後に「グ~レ×4…♪」が出てこなかったのはなんだかとてもしっくりこない気分だった。


時代が変わったのか...。