反対、漏れ、必死?! | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

反対、漏れ、必死?!

Jリーグがイレブンミリオンプロジェクトの一環として、CRM(Customer Relationship Management)に取り組むことを以前から発表していたが、ここへ来てようやくワンタッチパス なる詳細が発表された。

チケットの譲渡の簡略化や来場履歴などファンにとってありがたいと思われる部分も多々用意されているので、将来的にはもっとファンにとってありがたい施策がどんどん出てくるだろう。

ただ、譲渡の簡略化って言われても、人気クラブのサポーターでは譲渡の方法に彼らなりのやり方もあるわけで、過去にダフ屋が買取りあさってしまい、本当に見たいサポーターにチケットが回らなくなってしまったという経緯もあったからこそ、独自のやり方ができあがった。
そういったことから反対意見や、想定外の漏れなど多くの問題が出てくるでしょう。

実際、このワンタッチパスの目的はCRMである。それ以外の部分で手間をとられてしまってはシステムの存在意義がなくなってしまう。しかし、サポーターに喜んで使ってもらうためにはいろいろと考えなければならない。

そういった問題を未然に防ぐためにもCRMの専門家ではなく、プロスポーツを知るシステム専門家の存在が重要になるでしょう。
「スポーツ」、「CRM」というキーワードで必ず出てくるのが千葉ロッテマリーンズだが、マリーンズの「TEAM26 」をはじめCRMシステム導入を担当した荒木重雄氏はIBM出身で東京大学スポーツマネジメントスクール(SMS)にてスポーツマネジメントを受講してからマリーンズに入った。


結局のところ、そういう“人”がいるかが鍵になるんでしょうね。