地方の戦略 | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

地方の戦略

年末年始に行われる、全国高校サッカー選手権大会の各都道府県代表が今週末で大半が決まる。

今年は前年度優勝の流通経済大柏は千葉県予選で既に敗退し、一時代を築いた国見も2年連続で全国に出場しない。流経柏の千葉県やサッカー王国の静岡県あたりは強豪校が多く、毎年同じ高校が切符を手にするのは以前から難しいことだが、国見をはじめ常連の予選敗退が徐々に増えており、近年は新興勢力の台頭が著しい。

一時期は星稜のように関東や関西でクラブユースに昇格できなかった将来性があるけれども、そのチャンスを得られなかった中学生を集める高校が結果を残していたが、最近では日章学園や境、鹿島学園、そして野洲あたりの成長が著しい。

日章学園は中学から一貫して育てているし、野洲は野洲クラブを設立し子供を育ててきた。また、鹿島学園もMALVAのようにサッカースクール上がりの選手が多い。これらのように、幼い頃から同じビジョンで育てていく方法がが、サッカー新興県の鍵だと思う。

今後、北信越や四国あたりの方針が気になるところだ。Jリーグの百年構想や11ミリオンプロジェクトの一環としても子供の育成というのがポイントになってくるはずだ。