「朝からお疲れ~。」
と、友達の朝美がジュースをくれた。
「ありがと。うまいー!」と、柚は喜んだ。
「卓球の試合、もう少しだっけ?」
「うん。来週の土曜日。」「じゃあ、今週は大変だね~。」
「まぁねー。」
「今週末、柚と遊びに行きたかったんだけどなぁ~。」
「今週は無理だー。ごめん。」
「別にいいよ。」
「朝美、何かあったの?」「えっ?あー、ちょっと聞いてほしい話があってさ。あ、でもそんなに急がなくてもいいことだからさ。」「そう?今じゃなくても大丈夫?」
「うん。」
「そっか。じゃあ、また落ち着いたら話聞くね。絶対だかんね!約束~!」
柚は指を出した。
「小学生かっ!?」
「ふふふー。」
「あれ?何か柚、やけに楽しそうだね。何かいいことあった?」
「えっ?そう見える?」
「だってー、なんか幸せそうだしー。」
「そ、そうかなぁ?」
「何があったの!言いなさいよー。」
と、朝美は柚の肩を叩いた。
「ちょ、いたいってー!話すからぁー。」
「で、何があったの?」
と、朝美は聞いて、柚は朝の結成のことについて話した。
「えーっ!それ、きゅんきゅんだよー!結成さんって何か優しそうだし、素敵ぢゃーん!」
「うん。素敵な人。」
「柚が好きになるのも当然か。」
「へへっ。まぁね。」
「私はてっきり柚は高原先輩と付き合ってると思ってたー。」
「へっ?何で光基が出てくるの!?」
「だってー、なんかいろいろ噂になってたし。」
「な、なんで?」
「一緒に登下校してるしー。」
「家が隣だからだよ。」
「先輩なのに、呼び捨てだし。」
「小さい時から一緒だし。」
「おまけに高原先輩、告られても全部断ってるし。」「……はっ?」
「今まで告られても、断ってるの。」
「何いってんの?あいつが告られるなんて、初耳だけど。」
「知らないのー?高原先輩、結局モテるんだよー。スポーツ、何でも出来るし。何で卓球部なのかっていわれてるし。」
「でも、バカだょ?」
「人見知りせず、分け隔てないところが、いいんだろうねー。」
「そうかなぁ。」
「あんた、あんなに近くにいて、わからなかったの?」
「彼女いない歴18年だったし。」
「ふーん。意外だわー。」「だからてっきりモテてないものだと。」
「よっぽど好きな子がいるのか、ホモかだよね?」
「ホモだったらどーしよー!?」二人は笑っていた。
そんな時、光基は。
「へ、へっくしゅん!」
と、くしゃみをしていた。「あれ?光基、風邪~?」「ん?あー、いゃ。どっかのバカが噂してんだろ。」「くっ。どっかのバカって…川瀬さんのこと?」
と、笹原は笑顔で聞いた。「どーせ、悪口だろ。」
「しっかし、仲良いよねー。でも付き合ってないってのが不思議だわ。」
「な、仲良くなんかねーょ!何でアイツなんか。」
「素直になりなよ。光基くん!」と、笹原は光基の肩を叩いた。
「うるせー。んなんぢゃねーょ!」
そして、昼になった。
「いっけね、パン買いに行かなきゃ!」
と、光基は購買へ急いだ。「あれ?光基、どっか行くの?」
「あ、俺、パン買わないといけねーから、ちょっと遅くなる。」
「あーなるほど。ごゆっくり~。」
笹原は笑顔で手を振った。光基はぎくっとして、笹原を見たが、急いで教室を出た。
(アイツにはバレてんだな。俺の気持ち。)
と、光基は苦笑いしながら購買へ向かった。
光基が購買へ行かなければならない理由があった。
それは朝のことだった。
『朝からもー、いろいろうるさいし、この高原先輩、どうにかしてくださぃ!』と、柚。
『お前、こーゆー時だけ先輩って。ていうより、お前がぎゃーぎゃー朝から騒ぐからじゃねーか。』
『そんなに騒いでませんー!』
『ほー、じゃあ勝負でもしようじゃねーか!』
『はい、いいですよ。』
『ほー、随分自信があるみたいだな。』
『はい、私が高原先輩に負けるわけありませんから。』
『な、なんだと!じゃあ、かけるか?』
『はい、じゃあ、購買のコロッケパンなんてどうですか?』
『ああ、いいだろう。』
『あれって、10個限定だから急いでくださいね。高原先輩!』
『それはこっちのセリフだ!』
「とはいったものの…。」『さぁー!』
柚は、素早いスマッシュを決める。
『ま、まぢかょ…。』
光基はたじたじしている。
「あんな簡単に負けるなんて…。」
そして、購買についた。もう人がたくさんいた。
(コロッケパン…コロッケパン…。おっ、あった。あれ、二個あるぢゃん!ついでに俺のも!)
と、コロッケパンを二個取ろうとすると、
手が誰がと当たった。そして、一個を取られてしまった。
「お、おい、それ俺の…!」
と、相手をにらみつけると、「あん?」
と、怖く低い声が返ってきた。学校1怖い、体育教師で生徒指導の中田だった。「あ、な、なんでもないっす…。ど、どうぞ。」
と、光基は苦笑いで、先を譲った。
「ああ、すまねぇな。」
と、中田は支払いを始めた。
「ったくー。中田のやつー。俺のコロッケパンーを。」
そして、ぶつぶついいながら、二年の教室へ向かった。
そして、柚のクラスを見つけ、
「ポン酢、いるかー?」
と、ドアを開けながら言った。
クラスは驚いてみんな振り返った。そして、柚の方をみんな見た。
「おっ?いたいた。ほら、買ってきたぞ。」
と、コロッケパンを渡した。
「ありがとさんー。やった、ラッキー!食べたかったんだー。」そして、柚は袋を開けて、
「いただきまーす。」と、食べようとした。
「あ、柚。待って。」
と、光基は顔を近付けた。「えっ?」
クラスは、顔を赤くしながら注目し、ざわついた。
「ぱくっ。」
と、光基はパンにかじりついた。
「あー!食べた!」
「いいぢゃん、一口だし。」
「あんた口でかいから、なくなっちゃうじゃん。もー、私もまだ食べてないのにー。」
「いいじゃん、俺が買ってきたんだし。俺のパン、中田に取られたんだよ。」
「まったくもー。」
「んぢゃ、俺帰るわ。じゃーな。」
と、光基は帰っていった。「び、びっくりしたぁ。」と、友達。
「何で?」
と、柚はコロッケパンをむしゃむしゃ食べている。
「キ、キスするのかと…。」
「ぶっ!?ごほっ、ごほっ!」
と、柚はむせた。
「な、なに言ってんの?」「だって、あんなに顔を近付けちゃって。」
「コロッケパン食べやがっただけぢゃん、あいつめ!」と、パンを食べた。
「あ!」
と、朝美が柚を指差しながら言った。
「何?まだあるの?」
「間接キス…。」
「わぁー!」と、クラスは騒いだ。
「違うわー!」
と、柚は否定した。
恋愛equation~好き=?~②終わり
いかがでしたか?
1日考えた結果、卓球部にしました。私自身卓球部なんで書きやすいかと…!
今回は、結成シーンなしで、光基中心で…!
光基の素直になれない感じが伝わったかなぁ。
でも、柚ちゃん、鈍感だよね。
私だったら、赤くなって食べれないょー(o>ω