「何してる?」

「邪魔だ」

「髭そり」
みきを

洗面所からどかすトム

「ひめは髭なんか生えない」

僕のシンデレラが

お顔の

ムダ毛の処理なんて


幻滅

毎日のありふれた光景に

今更


改めて

衝撃を受ける

みき

みきはトムを許した


理由は

トムの誕生日だったから

たまたま今日が

だから

気まぐれで和解

トムside

姉には愛された

救いだった

子供の時から



母と


セックスする


僕を見てた

『よく』

『我慢したね』



姉は

そう


言った

地獄の終わりは来る

救いは何処にでもある

まず


伴侶である


ゆう


彼が死んだら


僕も死ぬだろう


姉も


唯一の

味方だ


僕の秘密を知る


唯一の


存在

父を除いて

僕と母との関係を知る

「あのさ」

「何が」

一触即発の空気

上くんとなつ

ミントの


元カノと今カノ


「仕事にプライベート持ち込むな」

グサリと上くん

いくつかの痕


昨夜の

名残

なつの


躰の

無数の

キスマーク

ごまかせない

その匂いに

敏感に


反応するのは


さすが

元カノ


の上くん

未練があるのではない

その感覚は


グレーゾーン

何か

許せるけど


気にくわないのだ