トムside

>「想像妊娠ですね」
>ぷっくりお腹
>
>異例の産婦人科で
>
>「珍しいケースですね」
>
>「つわりを経験されるご主人はいますが…」
>医者が苦笑い
>
>メタボリックではない
>
>注意しろ
>
>つわりがあって
>
>お腹が出てきたのだ
>トムは緊張の面持ち
>彼のお腹に赤ちゃんはいない
>
>男だ
>
>当然の話
>
>しかしひどいつわりにもなり
>
>彼は苦しんでいたし
>自分は男の子を産むのだとはしゃいでいた彼に医者はバッサリと告げた
>
>想像妊娠
>
>どうしたものか…
>
>トムは悩んだ
>
>医者の一言に
>
>シュンとしてしまったゆうを
>
>どうフォローするか

>つわりやお腹が少しずつ出て来て
>
>彼は
>
>信じ切ってた
>
>ナノさんの忠告は当たった
>
>ゆうは妊婦さんを夢見た
>
>しばしば女性には想像妊娠と言うものがあるのだろうか
>
>トムには分からなかった
>
>ゆうが泣いている
>
>毎日トイレにこもってひっそり
>
>僕に気付かれないように
>
>相当ショックだったらしい
>
>トムはナノさんに相談する
>
>マッキーさんが「子供が産みたい」と言って思い詰めていたのだとか
>
>ナノは「とにかくそのままの君が好きなんだ」と伝える事だと言っていた