>居酒屋の個室
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>ナノはマッキーの指を握る
>マッキーの頬は真っ赤
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>変な汗が出るし
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>何度モーションをかけてもなびかない
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>それどころか付き合ってもくれない
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>ガラスのように繊細でもろい
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>マッキーの心
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>ピュアなハート
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>ナノは割れ物を扱うように繊細に繊細に
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>握った手は20秒も待たずに解かれる
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>マッキーはハラハラと泣き出す
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>断りもなく手なんか握ったせいでつらかったのだ
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>赤ちゃんのように無垢で純粋なマッキー
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>ナノはどうしたらいいかわからない
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>「ごめんな」
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>黙り込んだマッキーにナノは言った
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>このところ毎晩マッキーの夢を見る
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>それもエッチな夢
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>彼の肌に触れたくて仕方がないのだ
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>でもそんな事したら彼は壊れてしまう
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>かろうじて遠くからめでるのが精一杯
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>ボディータッチもNG
>本当はキスがしたい
>抱き合いたいのに
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>ピュアに生きて来たマッキーには絶対に無理だった
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>好いてくれているかさえもわからない
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>問うと真っ赤になり俯くだけ
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>「好き」と言っても泣き出してしまうのだ
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>どうやら俺の気持ちを知ってから怖いらしいのだ
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>俺の事が
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>だからちょっとした事でも涙が出る
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>ガラスでできた彼の心を
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>優しく包み込みたい
>俺の存在が彼を傷つけるなら
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>今すぐにでもこの世から消えよう
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>ナノは思った