4月になり学校が始まる前日までになんとか新居でくらせるようになったらしい。
これで、今度こそは以前の静かな生活が戻るかと思っていたが、甘かった。
子供たちは新居に帰りたがらない。
道がわからなくなったとかで連日実家に帰ってくる。
夕飯時になっても帰らず、夕飯を食べ、後片付けをしないまま風呂に入り、脱いだ衣類を洗濯カゴに入れっぱなしで帰るらしい。
洗濯はまたまたばあば担当。
これだけやっても、ここだけのはなし、娘達には陰でボロクソに言われている。
感謝されていない。
むしろ、母のせいで自分達はこうなったと開き直る。
そして、4人の孫たちも、欲しいものがあったらばあばにねだる。
ばあばが渋ると、私達は可愛くないんだねと泣き叫ぶ。
IQがグレーゾーンの人は何か思い通りにならないと泣き叫ぶ。
他のオプションを考えていないから、不貞腐れる。
ケーキを三等分に出来ない子供達。
競争社会を生き抜けるんだろうか?
歳の割に若々しくて綺麗で、さっそうとベンツAMGを乗りこなしていたばあばは、しばらく会わない間に一回り小さくなった気がしました。
ほんと、共依存って罪。
よかれと思って助けてあげることで、逆にその人から力を奪ってしまう。
自分のお腹を痛めた最愛の子供の人生や可能性を台無しにしてしまったことに気付けるのはいつなんだろう。
ようやく一息つけるかと思ったのもつかの間、
新居は住める状態になっていない。
引き続き買い物の日々が始まった。
今まで3人で暮らしていた家に
8人……。
びっくりするのが、この8人の生活費を負担しているのが
ばあば一人。
ばあばは仕事と家事の両方をこなしている。
じいじも3月まで仕事をしていたが退職して4月からは週一勤務に変わり、
実質ばあばが頑張らなければいけない。
今ままで、遠くに嫁に行って4人の子供の母になった娘を不憫に思い
言われるがままに経済的援助をしてきたので、
40歳を過ぎてもわがまま放題の娘は、
自立していないのに散財をやめない。
自分の要求が通らないとわめき散らす。
援助をしなければ孫が路頭に迷うだろう。
それとも、学生時代に働いていた夜のお店で働き始めるかもしれない。
まだ続きます。