私が人を好きになったときに
消えたくなっちゃうのは、
たぶん、自分が、そんなに素敵な人とは
違うって実感しちゃうからだと思う。
小学校のときも、中学校のときも。
もし、好きなひとがいなかったら、そんなことは考えないかもしれない。
でも、人を好きになるといつも気づいちゃうんだ。
素敵な人に比べて、自分がどれだけ
素敵じゃないってこととか
好きな人の仲の良い友達や
周りの人もみんな素敵で
どうして自分だけこんなに違うんだろうって
私もみんなみたいになれたら、
他の子になって告白したいって
思っちゃうんだ
それって、裏を返せば
自分なんか
消えたら良いのにってこと。
だから、小さな頃から人を好きになるのって
死んじゃうほど苦しかった
別に、恋をしていなかったら
人と過剰に比べる必要はないし、みんな
みたいになる必要はないかもしれないけど
好きなひとができたら
自分が、好きな人や、その周りの子たちみたいになれないっていうことに
死んじゃうほど傷つくんだ。
別に、遠い立場だからとかじゃないよ。
小学校の頃とか中学とか、おんなじクラスの狭い教室でも同じだった。
私はいつも、自分以外になれるなら
誰でもいいって思ってた。
恋をしたら
自分以外の誰かになって、
その人と楽しく話せるような友達になりたかった。