メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書) | Learn from the World

メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書)

メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書)/ノーム・チョムスキー

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この本を読んで自分自身が痛感したのは、「正邪を見極める力をつける」ことがいかに、現代社会に生きるうえで重要かということです。また、Global leaderとして常に意識し続けなければいけないことであるからこそ、この本が課題図書に選ばれたのだと思います。

この本に一貫して、
日常受動的に触れている情報は、誰かに作られた情報であり、世論は操作されたものであるというメッセージがありました。

その具体的な例として、アメリカの歴史の中で、湾岸戦争やアフガニスタン、イラン等に対する「対テロ」戦争において、いかに政府がメディア・財界と結託して世論を平和主義から戦争肯定へと転覆させるかが非常にリアルに解説されていました。

人々が染まっていく原因として、一つ、
本当に正しい意見、世間や政府の矛盾に対する疑問が思い浮かんだとしても、他人が同様の考えを持っているという情報に触れる術がないばかりに、「こんなことを考えているのは自分1人だけではないか」と思ってしまうことが挙げられていました。


私自身、タイに留学をし、少数の特権階級が全権力を掌握し、教育を受けていない貧しい人達が、何の理解もないままに政治活動に踊らされている社会の現状を目の当たりにしました。その経験から、創立者が「庶民が賢くなるしかない」と仰る意味を痛感しました。

また、この本を読んで、創立者は36期の入学式において、「正邪を見極める言論の力を身に付けよ」と仰られたことを改めて思い返しました。

私達はGlobal Leaderとして、知識や地位を得て自分ひとりで戦うだけではなく、一市民として「大学にいけなかった人」と共に、連帯をすること。そのような普通の庶民一人ひとりが賢くなり、人間主義の社会を築く為に私たちは努力し続けなければいけない。それが、創立者の掲げられた建学の三精神を体現することではないかと考えました。