ピンと張り詰めた空気が漂うようになってきた。
夏の纏わりつくが嫌ではない、高揚感をもたらす空気から
冬の突き刺すような、儚さと冷静さをもたらす空気に変化しつつある。
出会いがあれば、別れがある。
店先で出会った店員、電車で乗り合わせた乗客、
同じ学校で共に時を過した友人、同じ趣味で多くを語りあった友人、
浅くしか関わらなかった人、深く関わり合った人
どんな出会いであろうと、別れがくる、必ず。
ただ、出会ったのであれば、関わったのであれば、大事にすべきである。
という理屈はわかっている。
けれど、私は出来そうもないんだ。
だから、傷つけてしまうことばかりだと思う。
これだけは、上手くなれない。
正確に言えば、上手くなろうとしていない。
だって、別れなんてなければいいと思ってしまうから。