会社に通う際、よくこのスクリーンが見えてたこの春。





で、絶対観に行きたいビックリマークと思ってたのに予約とか日程とかすっかり忘れたまま、気づいたら5月後半びっくり

5月24日から博多座での舞台初演。


以前のブログにも少し書いたけど、たまたま5月22日の深夜に体調を崩して上から下から…状態に。

朝には何とか回復したので会社に出勤し、話の流れで

「夜中大変だったんですよ〜」

と言ったら

「それ絶対疲れが溜まっとるんよ。

帰れるなら早く帰ったら?」

と上司や同僚に言われた時

「え、それなら金曜日に早く帰っていいですかはてなマーク

観たい舞台が初日なんですよね〜」

と前から

「日程のこと忘れて出勤にしてしまった〜えーん

とみんなにブツブツと愚痴ってた博多座での舞台の話を持ち出す。

「お、おぅ…」

と上司。

体調悪いから早く帰れって言われたのに話をすり替える私。

アホな会話をしとるわ泣き笑い

それでもイベント命ってわかってるので理解してくれてる会社のみんな。

みんな、ありがとうラブ


そんなわけで金曜日は朝からウキウキ。

「チケット買えるん?」

と上司や同僚。

「まだ数席残ってたんで何とか大丈夫ビックリマーク

8時15分から勤務してたので、4時間経った12時20分に軽やかに退社。


いよいよ初の博多座ビックリマーク

そして観劇したかったミュージカル『CROSS ROAD(クロスロード)〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ〜』。


チケット売場に行き、当日券購入。

1階の後ろより2階の前席ビックリマーク


会社の対面にあるのに地下鉄に乗るために階段を使っただけで博多座の建物の中を見たことも無かったので全てが新鮮。


入口、こんな風になってるのか。






ショップがたくさん。

なんだか大相撲九州場所を思い出したわ。




会場の雰囲気を楽しむ。


飾り山笠のミニチュア。

と言っても5分の1でかなり大きいけど。


このモンブランも相当食べたかったなぁ。




幕間とか、席で食べてもいいのね。


きゃわわな肉球フィナンシェ、買わずにいられなかった。


2つ上の写真の、料亭老松『だし巻きサンド』を購入。


ピンぼけしちゃってるけど、フィナンシェに張り付いてたシールがプニプニしてて可愛くてしばらくスマホケースに貼り付けてた。

数日経ってどっか行ったけどウシシ


美味しそうよだれ

開演前に半分、幕間にも少し食べ、公演が終わってから残りを平らげた。


13時、いよいよ開演。

冒頭の雷の音に少し驚く。

でも脚本の藤沢文翁さんの朗読劇を何度か観てて、雷はおなじみ…な感じがしてて(私が観た限り、なので異論は認める)文翁さんだなぁ、とこれだけでしみじみ。

演出もすごいし、舞台装置は回って屋内と屋外を表現してて時折階段が追加されたり位置を変える工夫もされててすごいなぁと感心。

最初にアーシャが外から玄関を使わずに室内に侵入する時、足で燭台を引っ掛けて落としてしまった時アーシャも、そして執事のアルマンドも何事も無かったようにしばらく振舞ってたけどセリフを言いながらアルマンドがひょいと自然に燭台を拾い上げて元の位置に戻したのを見て

「やっぱりハプニングだったんだビックリマーク

と認識。

動じないね〜ニコニコ

ニコロ・パガニーニの演奏はかっこよく釘付けになったし、母親テレーザの愛、そしてパガニーニが母親を想っていたのに十字路の悪魔に出会ってしまい、悲劇的な運命を辿っていく…。

ミュージカルで楽しく、そして悲しく表現されていて目が離せなかった。

音楽を手がけてたのは文翁さんの舞台でおなじみの村中俊之さんなので初めて聞く音楽でも曲調とかが馴染みある感じで嬉しくなったり。


幕間に30分の休憩。

トイレを済ませて、またロビーとかをウロウロ。


階段の踊り場にはキャストの皆さんの写真。




真ん中にはキャストさんのサイン入りポスター。


我らが山ちゃん、山寺宏一さんビックリマーク事前に予定を立ててお休み取っていれば山ちゃんの出演する舞台も観られたのに忘れてシフト組んでたので休みを変更することも難しく、出演回は残念ながら観られず。

そして写真はたくさんの方が写真を撮ってるので急いで撮影したら全部ブレてて下の文字がハッキリ写ってない汗




















第一幕を観て、これはパンフレットを買わねばビックリマークと慌てて購入。






ついつい飲むよね〜、おビール様お願い


キリンラガービール。


休憩時間の残り表示が外にもあるのは親切。


休憩が終わり、第二幕。

己の身を削ってひたすら演奏し続けるパガニーニ。

名声はナポレオンの耳にも届き、そしてエリザ・ボナパルト、すなわちナポレオンの娘の知るところとなり2人は付き合い始める。

エリザはパガニーニの才能だけを利用しようとしているのかと思ったけど本当にパガニーニの事を愛していて、必要があれば自由を与えるためにパガニーニを追放までする愛情の深さに感動。

「愛しただけ」

のエリザの歌がとても心に響いた。

そして執事アルマンドも、いやいやパガニーニに仕えてるかと思いきや愛情を持ってお仕えしてるのが見えてきて人の本質が見えてるんだな、すごいなぁと感心。

そういえば最後のパガニーニが演奏を終えて帰宅した時に待ちくたびれたアルマンドが座ったままうたた寝してて、寝言で

「何を隠そう、私ゃあね、くるぶしが好きなんです…。

私のくるぶし、他人のくるぶし、そんなのは興味無い。

ご主人様のくるぶしが好きなんです…」

とか言ってるのを聞いて笑っちゃった爆笑

ここ、アドリブっぽくてめちゃくちゃ面白かった。

このシーンを観て、余計にWキャストの山ちゃんがアルマンドを演じている回も観たかった。

アルマンドはこの後にもとても感動的な見せ場もあったし。

山ちゃんの歌唱であの場面を観てみたかった。

そして母親の子守唄を最後の曲として演奏した後、もしかしてアムドゥスキアスの

「私に捧げる演奏」

という契約を破ったからワンチャン無事なんじゃないかと期待していたけれど、パガニーニは…えーん

そうそう、最後の方でのアムドゥスキアスのセリフで初めて「CROSS ROAD」の意味が腑に落ちたというか。

「十字路の悪魔」という言葉は何度も出てきていたのに。

急に自分の中にストンと落ちてきて納得。


かいつまんで感想だけを述べたけど、本当に素晴らしいミュージカルだったビックリマーク

1度しか観られなかったのが悔やまれる。

…と思ったら配信や視聴できるとのX情報も。

ありがたいお願い


 

 

贅沢な時間を過ごした後。

現実に戻りたくない〜おーっ!




終演後はやってないのね、ラウンジ。




藤沢文翁さんがいらっしゃらないかな、としばらくロビーにいたけど、福岡に来られたのはこの後だったようで残念悲しい


何とか観られて良かった。

本当に幸せな時間をありがとうございました拍手拍手拍手