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中をぐるっと周回して買い物できるような感じだったんだけど、今はすっかり寂れた感が。
それでも残っててくれて嬉しい。
ここは酒癖の悪かった父親が酔って帰って来る事を見越して母親と妹と避難していた萩原北公園
それだけじゃなく、洋服をたくさん買って娘を可愛く着飾らせることが好きだった母親がここで私たちの写真を撮ったり、写真が趣味だった父も素面の時には一緒に写真撮影したりしてた懐かしい場所。
もとの自宅へと向かう方の商店街は変わった店変わらない店がありつつもほぼ現役って感じで嬉しくなる。
サロンの辺りかもう少し向こうだったかには資生堂のお店があり、そこで白髪染めも売っていて、私と同様若い頃から白髪がとても多くて染めていた母親の白髪染めをおつかいで買ってた。
(何故かいつも買いに行かされてた)
手前の山田書店は昔からあって、1回もうお店辞めちゃったのかな…と思ってたら外装を綺麗にして営業してる
子どもの頃あったお店があるのはとても嬉しい
奥の理容院も、更に奥にある(写ってないけど)歯科医も昔から変わらず。
お米屋さんも健在で何より。
萩原電停から真っ直ぐ歩いて来た道を左に曲がる。
景色が全く昔と変わらない。
この階段を上った先の一角に同級生(男子)の家があって遊びに行ったり休みの日にはプリントとか持って行ったり。
ここも8年半前に帰ってきた時と全く景色は変わらないけど、もっと若い30年近く前とかだと1回病院になってた記憶があるんだけど。
夢かな
住んでた会社と社宅があった場所。
てか、8年半前に帰ってきた時のブログ記事を見たら同じところばっかり写真に撮ってて笑ってしまう
自分の頭が進化してないわ
小学校の前に保育所ができてたのはびっくり。
同級生の家。
彼も昔は身体が弱かったようで(めっちゃ色白だった)時折休んだ時には、家が隣と言っていい程近かったからプリントを持って行ったり給食のパンを持って行ったり。
今は代替わりして兄弟で経営中。
ソフト麺とか、ここはとてもお世話になってた。
我が母校、青山小学校。
学校まで徒歩2分、走って1分の近さ。
まだまだ桜の蕾は固かった。
(誰もいない校門前で写真を撮ってるの、絶対不審者に見えただろうなぁ)
ここの理容院も昔から変わらず営業してる。
自分が住んでる時に「新しい理容院ができたんだなぁ」と思いながら見てた。
建物自体はリフォームしたみたいだけど。
国道3号線沿いのコンビニへ。
トイレを借りてお菓子を買ってレジに行くも知らない人ばっかり。
勇気を出して
「ここのオーナーさん、ナガタさんは…」
と聞いてみる。
ベテランっぽい店員さんが
「オーナーは変わったんですよ。
前のオーナーさんはすぐそこでお好み焼き屋をやってますよ」
と教えてくれた。
ああ
確かにコンビニに来る時に永田さん家をチラ見したらお好み焼き屋ができてたから
「引っ越したのかな…」
とか思いながら通り過ぎたんだけど、まさかの本人だったか
そんなわけでまたお家の方に戻る。
この奥で町の酒屋さんをやってて、北九州なんで角打ちもあり、うちの父親は仕事帰りには必ずと言っていい程立ち寄ってた。
そして私と妹はいつも迎えに行く役目を母親から仰せつかって行くんだけど、父から100円ずつお小遣いを貰って(当時の100円は駄菓子屋でめっちゃいろいろ買えた)懐柔され、ミイラ取りがミイラに…のパターン
本当にここには毎日のように通ったし、うちの家庭がガチャガチャなった時にも助けてもらったし、とてもお世話になってた。
かつては永田酒店、現在はお好み焼ながた。
11時半前に恐る恐る入店。
お店で働いてる人が10年近く会ってないこととマスクで顔が隠れてることでかつての奥さんと判別できず。
間違えてたらいけないので、最初は当たり障りのない話からスタート。
「寒かったでしょう、エアコン入れたからこっちに座って」
と誘導してくれ、この後ビールを飲む予定があったのでアサヒ樽ハイを注文。
メニューいろいろ。
…ハム玉
ゆず胡椒焼きそばも美味しそう。
でもお好み焼き屋さんだから、これがテッパンだろうと思われる『ながたスペシャル』を注文。
こんな所で"さげもん"が飾ってあってちょっとびっくり。
顔を一生懸命見ながら北九に住んでたこと、広島で長く暮らしたこと、博多に転勤したことなどを話してたけど、しばらく見てるうちに笑顔のこの目の感じ、間違いない
「永田のおばちゃん」
と言うと、おばちゃんビックリ
「○○よ、△△の娘の」
「あら~、○○ちゃんね
よう来てくれたね~」
と何十年のブランクも一気に消え去って昔話に花が咲く。
コンビニは22年やってたけど、更新時期になり、10年更新らしいので先行きを考えて更新せず身を引いたのだそう。
「おばちゃん、コンビニは止めたけど楽しかったけん何かお店とかしたくて自宅を改装してお好み焼き屋始めたんよ」
「角打ちの時、『カラスは鳴かんでも△△さんの来ん日はない』ってみんなで言いよったけんね(笑)」
「お父さん、いっつもここに立ってお酒飲みよったよね」
「○○ちゃん、頭良かったもんね~。
ポピー持って来てここで勉強しよったもんね
(今で言う進研ゼミか公文みたいなやつプリントの問題を解いていくもの。解いた後に裏の物語とか読むのが好きだった)」
「警察に行った時(高校卒業して警察職員を拝命したから)とか機動隊の人と結婚した時とかお父さん嬉しそうに報告しに来てくれてね~」
と昔話が止まらない
喋ってる間にお好み焼き『ながたスペシャル』も完成。
玉子・豚・エビ・ゲソ・ハム・チーズ入り。
「広島風じゃないけどごめんね~。
広島のお好み焼きを修行しに行ったんだけど結局関西風にしたんよ」
広島風お好み焼きも福岡では一切食べてないのに関西風のお好み焼きを食べることになるとは思わんかったわ。
関西風お好み焼きなんて10何十年食べてない。
分かりにくいけどハムもエビもあって、チーズがみょ~んと伸びてる。
マシンガントークを繰り広げてたら常連のお客さんが入店。
おばちゃん、常連さんにも私のことを一生懸命喋ってる
そのうち、おじちゃんも顔を出す。
おばちゃんが77歳って言ってて、おじちゃんは80歳過ぎてるな、きっと。
おばちゃんには8年半前に会ったけど、おじちゃんとは私が上の子を産んだ後に会ったかな会ってないかな、ぐらいの感じなので30年以上は確実に会ってない。
おばちゃんが
「誰かわかる」
「ん」
「○○ちゃんよ、△△さんとこの」
「おお~
目が似とるね~」
「そうね、△△さんギョロっとしとったもんね」
私「確かに」
前の日に町内会の寄合があって、そこで配られたというおはぎを常連さんと私に出してくれた。
甘さ控えめで美味しかった
最近お好み焼き屋を始めたのかと思ったら6年前から
「随分前からやっとるんやね~。
ずっと帰っとらんやったけん、こんな事にも気づかんで…。
こまめに帰って来んといけんね~」
次の予定の話とかもすると
「やっぱり△△さんの子ね(笑)
お酒大好きなんやね」
時間が無いので、12時45分に後ろ髪を引かれつつ会計を済ませてお店を後に。
忘れられない程度には帰ってこよう。