ママがパソコンでにっきをかいているので、あやひめもかいてみることにしました。


今日は、ママのおむかえがおそかったの。

ママは、お仕事をしてるから、あやひめは、小学校がおわったら、がくどうにいきます。

そこで、おとうととママのおむかえをまってます。


がくどうには、まだ、あやひめのお友達がいました。

とってもなかのいい子。その子と、あやひめと、おとうとの3人がさいごだったの。

あやひめは、その子がかわいそうで、その子のママがおむかえにくるまで、まっててあげたかった。

けれども、ママは「もうかえろう」って。


つらかったから、エレベーターでしょげてたら、ママが、「あやひめ、お友達がしんぱいだったの?」ってきいてきた。

ママは、やさしくきいてくれた。あやひめは、「うん」ってうなずいた。


ママは、あやひめのおねがいはきいてくれなかった。お友達のことは、まってくれなかった。

でも、あやひめのきもちをきいてくれた。それがうれしかった。


ママは、よく、あやひめのきもちをきいてくる。それは、「しょくぎょうびょう」だって。

どういういみだろう?


きもちをきいてもらうのは、いやじゃない。ママは、そうやって、心のびょうきの人を元気にしてるんだって。

あんまりなんどもきかれると、つかれちゃうけどね。