フェミニストが共同体を嫌う本質がここにある | Ciel 別館

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むしろ経済的な問題以外の部分が多いかも

少子化が経済的な問題“だけ”なわけがないのだが、何か経クラはそういう風に考えなアカンみたいな縛りでもあるんかな。

経済的な問題が重点的に論じられているだけで、特に縛りはないですね。

あたしは他にも要因がある事を前提に三橋さんにも批判してますし、
反対側の軍師にも批判してますしね。


そもそも、あたし自身が結婚どころか親密な関係になれないのは経済的な問題ではなく、
相手の欲しているベネフィット(=優越感など)に応えていけるだけの
「資質を拵えることができなかった事」の方が大きいと認識しています。

仮にあたしに年収1億あったら結婚できたのか、お付き合いできたのか、というと
100%ないと断言できるぐらい、経済だけの問題ではないと思ってます。
(外見から露骨なほど態度に表れるのを嫌というほど経験してますし。)

基本女性はまず外見にはうるさい
外見が悪いと秒速でシャットアウトされるので、そもそもコミュニケーションが成り立たない。
職場であれば業務上のコミュニケーションこそあるが、業務外の話はまったくしない。

この他にもいろいろな人物像が諸々あるのでこれら全部呑もうとしたら破綻しますよ。
そもそもそれらの要望を呑みきれる人間になるにはどうしたらいいか悩んで。
基本、女性誌を読んで先回りをすればいいのだけど、問題はどうしたらそこに到達できるか。

1日24時間、1年365日は皆同じなので、
効率上げて自分を変えないと他の人に追いつき追いつける気がしなかったので、
セミナー漬けになったわけでもある。
「効率的な勉強法」のような、自分を変えるためのライフハック術を探していたわけですが...


そんな非の打ち所がない人間なんてなれません!!

そもそも選んでもらうために否応なく「他人の期待を無限に受け入れる容器
になろうとしていた
わけなのです。

日銀よりあたしが破綻した(苦笑)

(日銀は破綻しない)

 

 

女性が自由であるということは最高を選べること

知りうる限り最高のものを選びたいので地域内で満足できるはずがなく、
日本中から探そうとするでしょうし、
外国語のスキルを身につけようものなら日本人では物足りなくて
外国人を狙うなんてことも当然にありえます。
 
大学やセミナーで見かけた女性で、
地方からセレブ婚を夢見て青森から上京してきた方は
都内のジムスタッフから有名人御用達の店舗に配属を目指して
接触のチャンスを虎視眈々と狙っており、最終的には格闘技の世界チャンピオンと
つながりめでたく結婚できたそうです。
外国語の堪能な方は海外のイケメン実業家と結婚し、
意識の低い日本とはおさらばと旦那さんの母国に移住したそうです。
 
だから、この「お見合いおばさん」はフェミニストを掲げる女性にとっては
女性の自由を奪っている共同体の悪しき象徴の様に
映っているのではないかと感じます。

この共同体で世話をするこの「お見合いおばさん」は
勝手に望んでもないスペックの足りない男をひっつけようと余計な事をしてくる
怒り心頭で、こういう行為をあたかも統一教会の合同結婚式と揶揄されることすらあります。

共同体で世話という話は軍師の少子化対策論では肯定的に語られもしますが、
この点からして女性からの反発が強く実効性がないと再三批判してもいます。

女性が地縁や共同体から解放されて自由になることで、
自分の意志で最高の人を見つけ歩き、域外のより良い条件の人を狙えるようになる。
女性が上京したがるというのもそう言う地縁や地元の共同体を忌む側面があるでしょう。
 
この相手を選抜する自由というのがフェミニストが求めている「自由」の象徴なのでしょう。
自由とは知りうる情報量の範囲内で最高を「選べる」ということでもあり、
そのバックボーンともなる情報に対しても貪欲になるであろうと思いますね。

同時にこれは相当に「強烈な個人主義」でもあります。
むしろ個人の利益を最大化するためには「個人主義の徹底」が必要で、その邪魔になる
「共同体」を「女性の自由を奪う『家父長制』的なるもの」
として攻撃してきたように思えます。
 
ここ最近「女性の自由・権利」という言葉に反感を持ち始めたのは、
その主張をなす女性たちが「個人主義に振り切って」「自己の利益を最大化すること」を至上
としたうえで、その抵抗勢力となる共同体をとことん破壊しようとする姿勢、
二元論や白黒思考による問題の「単純化」によって男女間の利害を考えて
共存共栄を拒む姿勢にあることから社会のバランスを崩されているからだと認識しています。
これでは共同体など維持することはできず、壊れていく一方なので。
(「他人の期待を無限に受け入れる容器」になることを強要されたのは個別の問題であって)

少子化だけを実直に解決したいなら

極端な話をするならば女性の細胞や子宮を介さずに産まれる研究が必要です。
この先、出産に「メリットがないから」と打算を理由に産みたくないと言うばかりか、
妊活をレイプ呼ばわりしてまで産みたくないとか言い出しそうなので、
産みたくない女性が多数出てくることも予見できます。
産めよ増やせよなどという、かつてのスローガンなんて言語道断なのですから、
完全に女性に頼らないか、どれだけ女性の要望を呑むかしかない。
但し後者は足許を見られて要望が青天井に積み上がることは想定しておかなければならない。