ヤフーニュースより。

こんな時こそ一致団結し優勝だ!!



右を向いても左を見ても…。今オフのFA戦線で草刈り場の様相を呈している横浜。エース・三浦、司令塔・相川のW流出危機で、“その後”を想像すれば同情するにもあまりある状況だ。

 「今月中にはっきりした答えを出したいと思います。いろいろ考えながらになると思いますけど、この日と決めないと(結論を)出せないと思う」(三浦)

 横浜は25日に三浦と最終交渉を持ち、残留を熱烈アピール。これを受けて三浦は30日にも去就を明かす構えだが、揺れるエースを振り向かせるには至らなかった。

 司令塔・相川にしても同様。本命の米メジャー挑戦の一方で、獲得に名乗りをあげたヤクルトとも来月上旬に交渉を行う予定で、あくまでも“移籍”志向。ハマのバッテリーがそろって流出する可能性は極めて高い状況だ。

 それだけにチーム内ではW流出の“その後”に思いを巡らせている。仮に三浦が阪神、相川がヤクルトに移籍すれば、両球団から金銭もしくは人的補償を受けることになる。オカネよりも来季へ計算できる戦力が欲しい横浜としては人的補償を選択することが濃厚だ。

 「阪神のプロテクトから外れるとして、投手なら福原、江草といったところか。まあ何とか先発ローテにハマる投手を1人くらいは取れる可能性はある。ヤクルトは投手なら左腕の高井、捕手でも米野あたりがプロテクトから外れるんじゃないか。FA交渉でモメてた五十嵐なんか外れないかね。もし取れたら本当にデカイけどね」(球団関係者)と、淡い期待をかけている。

 現時点で先発が決まっているのは守護神から配置転換される寺原のみだが、人的補償と新外国人獲得にメドがつけば先発3本は確保できる。新司令塔も阪神からFA宣言した野口の入団が濃厚。生え抜きの新沼、武山は1軍経験が浅いが、とりあえず戦える状態にはなる。

 とはいえ「戦力的にはダントツの最下位だった今年より絶対に落ちることは確か。来年は横浜開港150周年で絶対に勝たなきゃいけないのに…」(同関係者)。戦力補強&底上げに成功できなければ、来季は惨憺たるメモリアルイヤーと化してしまう。