私は悲劇の主人公、山ほどいるけどね | 続・夢の大地へ。

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残りの人生が少しでもHAPPYになりますように!

コロナのせいで苦しんでいる人は多い。

商売が出来なくなった人、店をたたんだ人、収入がなくなり路頭に迷う人。

医療関係の方は毎日が命がけ。

悲惨な現実を伝える報道は印象操作の為に徐々に減ってきているが、困っている人たちは減ってはいない。

 

ところで、困っている人の上下をつける訳ではないが、オリンピックだの高校野球だの、今年は大会がなくなって可哀そう的な印象操作の放送を見るたびに、明日の暮らしに窮する人より自分の好きなことをやっている人間を悲劇の主人公にする演出は、反吐が出る。

別に好きなことが出来なくなる訳ではないし、ましてや学生は勉強もせず親に金を出してもらい好きなことをやっている身分、その恵まれた身分のどこが可哀そうなのか、私には解らない。

 

オリンピックに出られない、甲子園が開かれない、で?

明日、暮らせなくなるのか?

コロナに感染しても治療も受けられず死んでいく人が今世界で何人いる?

自分の好きなこともできず死んでいく人が何十万、何百万いる中で、スポーツ選手は一番の悲劇の人なの?

 

コロナで苦しんでいる人に上下をつける訳ではないが、同じではない。

いつもより少しでもうまくいかなくなると人はすぐ自分が一番不幸だと思いがちだ。

しかも、本当の不幸を知らない人間ほど悲劇の主人公になりたがる。

今この国には主人公が大勢いる、主人公だらけだ。

主人公が多いと物語はマヌケなものになる、そう、今どきの幼稚園の学芸会のように、親のご機嫌を取るためにシンデレラが舞台に10人も20人も並ぶ、笑えないコントのように