アレルギー歴は半世紀を越えました。

 2才からアトピーが発症したようで、幼稚園から小学1年生あたりまでは体の関節内側の柔らかい部分によく出ていました。
 この頃の写真を見る限りは、顔にはあまり出ていません。 

 母親が連れて行ってくれた皮膚科では、上半身裸で赤外線をよく当てられてました。
 当時は「アトピーは大人になれば治る」と、どのお医者さんも言っていたようです。 
 ステロイドを初めて使った時の驚きも忘れていません。
子供ながらに一日で治ったと勘違いして、近所の友達へ嬉しくて報告をしにいった覚えがあります。

 小学校に上がってからは、アトピーよりも喘息発作を頻繁に起こすようになりました。
 夜は横になる事が出来ずに、一人だけタンスにもたれ掛かりゼーゼーヒーヒーと息が吸えない苦しさに耐えました。 
時々疲れすぎてバタン❗と倒れるので、親がびっくりして起きては背中を擦ってくれますが、親も睡魔には勝てずに擦る手も次第にゆっくりになり、また眠ってしまう。
 暗闇の中での孤独の喘息との戦い、今思い出すだけでも苦しくなります。

 小学3年生頃でしょうか、転機をむかえます。
頻繁に発作を繰り返すので、病院から新しい治療を薦められます。 
インタール💊カプセル薬をスピンヘラーという吸入器に差し込み、それを一日に何度か吸入するという治療を受けました。 
すると喘息発作の回数が少しずつ減少していいきました。 


中学校に上がる頃からは、今度は顔にアトピーが出るようになってきました。
 社会人になってからも体よりも顔と首、酷くなるとステロイドで抑える日々。 
好きな人が出来ても、アトピーである事を隠して(ステロイドを止めた時の本当の顔を受け入れてくれるはずはない、嫌われる)
どこまでも自分に自信が持てなかったです。 

 ステロイドを止めたくて始めたクロレラとエキス代に月3万円はかかり、正社員の他に週末はバイトで稼ぎ、親も半分負担してくれました。 けれど2年間続けても症状改善はされませんでした。
 友人が子供時代のアトピーを、親が作ってくれた野菜ジュースで治したと聞いた事がありました。
その時は、私も子供のうちに自然療法で治して欲しがったと親を責めたくなりましたが、こうやって振り返ってみると、ただただ親も私も選択した治療を一生懸命やっていただけなんですよね。

姉弟でも私だけアレルギー体質ですし、他の家より甘い炭酸飲料やジャンクフードも買い与えるような親ではなかったです。 

医者は大人になれば治ると言うし、ましてや当時のステロイド処方の知識の無さ、指導もなくあまりに杜撰過ぎた結果なのか、正解はよく解りません。 

私は化粧も日焼け止めも塗れません。
成人式もアトピー絶賛悩み中笑で拒否したので、(死化粧除いては)人生最初で最後のお化粧。
まだアトピーの悩みというものがなかったので、子供らしい表情をしてます。

当時試して良かったものを紹介します。
調べたらまだ販売されてました。
繊維がミクロの編み込みで、ダニも通さないそうです。