雨を見ながらゆっくりと煙を吐く。
誰にも癒せぬ胸の痛みを織り交ぜながら。
久しぶりに感じたこの想いを今ここに刻む。
あなたに会ったのはまだ1度だけ。
そして違いを感じた。
可愛いとか、ただタイプとか、好きっていうだけじゃない。
一緒にいたわずかの時間で、抱きしめたくなったんだ。
いろんな差があるのは分かっているし、結ばれる自信もない。
だから言ったんだ。
1番好きになった人の前では俺はただの男になってしまう。
恋にこんなに弱いなんて俺自身も分かっていなかった、いや思ってた以上だった。
そう俺はたいていのことはこなすし、人よりできるという驕りもある。
自分を信じきっているからまかり通ってきた。
でもあなたは俺をどう思っているのだろう。
信じられない、信じる確証もあるわけがない。
俺もわからない。
あぁ・・・・
・・・・・・もう難しいことはいらない。
ただ、あなたをこの胸の中に抱きしめたい。
煙よ届け、この想い。
夜風を超えて、冷たい雨を超えて。
彼女の胸の中でいつしか消えんことを。