今朝は頑張って早くにメルカトへ買い出しに。



八百屋さんでは手に入りにくい大根と彼のお料理手間を軽減させる為にオーブンでグリルするだけのお魚と鶏の胸肉を買ったんだ。




よく食べる肉料理は?



やっぱり安い鶏肉か豚肉のグリルだわね。


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それにしても凄く不思議なんだけど何で日本では胸肉が安いのかな?


イタリアではもも肉より胸肉の方が断然高い。




これで7.7ユーロだもの。



多分需要と供給なのかな?日本ではもも肉の方が胸肉より好まれるよね?でもあっさり嗜好のイタリアでは胸肉が好まれる。



チキンのローストではもも肉か人気があるけどお料理には脂身の少ない胸肉が好まれている感じ。



考えてみればお肉屋さんで売っている骨無しもも肉は皮も剥がされているくらい。あっさりしている胸肉が好まれるのかも。



だから日本の動画で安い胸肉レシピとか観るとカルチャーショックに陥るのよ。国によって色々変わるのね。



オリンピックが始まりたいして興味もないけれどお店のテレビで眺めている。今までは24時間ニュースを流しているチャンネルにしていたけれど、戦争や政治の争いばかりのニュースを観るのが馬鹿馬鹿しくなってしまいオリンピックに逃げている感じ。



争いと言ってもスポーツだからなんか平和で良いんだよね。それに屋外競技はパリが眺められて悪く無い。



開会式も色々と物議を醸し出しているみたいだけど万人に対しての正解なんて無いだろうからね。まぁフランスってこんな感じの国なのよって思う事にする。


それにLGBTとか多様性とか色々な気配りの中ではみ出しちゃうことはあるだろうし。。。ただやっぱり生首の赤い衣装はモラルの問題だと思うけど。。。


実はフィレンツェては7月末から8月になると観光客のタイプが変わる。アメリカ人が主流だったのが多国籍になって行く。その中でこの間ちょっと戸惑った事があったのよ。


お店に子供連れのカップルがやって来た。彼女は婦人靴を彼は紳士靴を見ていたの。ただその彼は性別は女性だったんだ。


日本語と違って英語もイタリア語も性別を無視出来ない言葉がある。日本語だったらお客様で済むけれど英語もイタリア語も性別によって呼びかけが変わるのよ。


男性っぽい人だったけれど胸はしっかりあるからSir とは呼べずにMadameと呼んだ。因みに英語ではMsなんだろうけどフィレンツェはフランスのお隣の国だからかMadameと呼ぶ事が主流かな?


だからMadame と言ってしまうけど言うたびにこれが正しいのか?失礼ではないのか?気分を害していないか物凄く悩んでしまった。


だから次にいらっしゃったアメリカ人になんて呼べば良かったのか訊いたんだけどやっぱりMsじゃないかと言われたのよ。


人間の性は2つだし、パスポートも二分化されているし、どちらかを選ぶしかないし、私が見かけで身体は女性、心は男性って判断しただけで名札がついている訳ではないからね。
  

いやはや、悩ましい。多様性を受け入れるとはいえ言葉が男性と女性の2種類なんだからどう対応したものか。


それに英語は呼びかけだけだけどイタリア語は動詞名詞の語尾が男女によって変化する。

同性結婚を受け入れるのもすんなりとはいかないし、更に語尾の変化も男性にすべきか女性にすべきか悩まなくてはいけないなんて。学校では何て教えるんだろう?


先週の朝ドラ、主従の関係にあったお二人が英語で親友である事を確認したシーン。ネットではフラットな英語だから話せたとか色々書かれていたけれど私はそれに対してはて?って思った。


いや、英語にだって敬語はないか?私はお客様をSir とかMadame って呼ぶし丁寧な話し方するけどね。日本語だけがそうじゃない。場合によっては日本語の方が使い分けなくはっきりしない表現が多くて誤魔化しやすい感じがするわ。


英語だから日本語だからって簡単に理由はつけれないと思う。強いて言えば外国語だったから言いやすかったんじゃないかとは思うけど。。。


いやはや、物事って単純に二つに分かれないし複雑だわよ。国の違い、文化の違い、言葉の違い、宗教の違い、性別の捉え方の違いなどなどね。


違う事はいっぱいあって、当たり前が国によって人によって違うし、胸肉ともも肉の値段も国によって違うし。。。多様性といってもなかなかついて行くのは簡単じゃないと思う私から、最後まで読んで下さった方々に感謝を込めてBACI BACI!




BACIOとはイタリア語でキスって言う意味、複数になるとBACI、BACI BACIだとキスの嵐よ!みんなに頬っぺたチュッチュッとされただけで元気出ますよ!