昨日はお店の商品の陳列棚をお掃除して1週間のルーティンを終わらせた。その後に夜中に思いついた倉庫の最善の収納法を実践し、見事にすっきり整然と収めて気分がすっきりした。これでスペース確保がしっかり出来て私がいなくても新入荷に対応出来る。肩の荷が下りてホッとしていたら
電話が来たのよ。
先ずはコロナ検査は48時間以内にするという。そして月曜日に検査があるという。何処に行くとか色々説明してくれるんだけど、はて検査?いや、手術前提で話が進んでいる訳???
長々と月曜日の検査の説明をされてようやく火曜日に手術をするから朝10時に病院に来るようにと言われた。なんか突然なんだけど、1週間前じゃなくて5日前なんだけど手術に呼ばれたのだ!そっか、1週間前というのは7日前ではなくて次の週の連絡がその前の週に来るという意味なのね。癌に関しては7日が5日に縮まるイタリアなのだ!
それにしても長々と説明してくれる。いや、マシンガントークかな?誰もが同じ流れだろうからやっぱり入院の手引き的なプリントがあれば便利なんじゃないかしら?
そっか、この間木曜日にスケジュールをたてて金曜日迄には連絡があると言っていたのは一般的な話じゃなくて具体的な話でこの木曜日の話だったのね。月曜日に立ち寄った時に手術は間近だと分かっていたんだな。
思いおこせばマンモグラフィは2月15日、郵便局のせいでエコグラフィーは3月8日、癌と告げられたのが3月15日で4月16日に手術なんだから物凄い速いスピードだよね。いや、本当にびっくりしたわ。
しかもまだ検査があるなんて想像もしていなかった。手術前にリンパシンチグラフィーをするだなんて知らなかったわ。
そっか、この為にカーボンでマーキングしたのかな?ただ多分日本だと入院してから検査するんじゃない?
病床不足のイタリアでは入院期間は短い。私は月曜日に検査をして帰宅し、翌日入院して手術をしその翌日帰宅するんだよね。そう、ドレーンをつけたまま帰宅するのさ。その心はドレーンの取り外しの為に通院するのだ!
まぁイタリアだから仕方がない。でも発見から素早く対応したのは病床の回転が速いからだろう。こうすれば沢山の人が早く病気を治せるんだからこれで良いんだよ。
とにかく驚きつつ色々ネットで検索したけれど術後は専用のブラをつけるんだね。全然準備していなかったわ。
今はネットで検索出来るからある程度の流れは想定していたけれど、やっぱりイタリアは行き当たりばったりなんだなって思ったわ。
多分日本ならもっと丁寧に流れを説明してくれて準備させるんだろう。
ただ完全なんて無いからね。行き当たりばったりでひとつずつ対処していけば良いのかも。
日本だと病院は手厚い対応だけどイタリアは医療サービスのみって感じだよね。そういえば昔日本へJal で帰った時は夜中にスチュワーデスさんが飲み物をトレイに乗せて忍びの者ごとく静かに巡回していたけれど、アリタリアは後方にスナックコーナーがあるからセルフサービスで宜しくってアナウンスがありスチュワーデスは座ってお喋りしていたな。
ただね、イタリアに長く住んでいるとこのくらいのあっさりとした対応の方が粘着サービスより有り難いんだよね。人間その土地の水に合うようになるんだね〜。
正にBocca aperta 口をあんぐりとあけた状態が続いた私
あまりにも突然で興奮さめやぬ状態で帰宅した。そんな中でも電話が来た後に先ずは親分に報告してから彼に電話し、急いで美容院の予約をしてシニョーラや友人へは連絡したけどね。
夕食は
前夜に食べていたお肉がブレンダーによってサルサになりパスタと融合した宴。
そしてフィオレンティーナのコンファレンスリーグの試合は めちゃくちゃだった。。。。今季で監督が退任すると分かってからは迷走が続いている。。。。
素晴らしいお料理を頂いた翌日に病人食を食べたくらいの味気無さ。昨日のプレイはB級グルメからは程遠い食べれない代物だった。。。
幸い試合は20時半には終わったから寝る前迄に気分を落ち着かせた。まぁあまり試合には集中出来なかったんだけね。だってあまりにも酷いプレイだったから気が紛れなかったんだ。だから興奮さめやらぬ状態はかなり続いてなかなか寝付けなくて寝不足だよ。
鳥の囀りが激しくなったなと振り返ったら夜が明けようとしていた。
今朝は9時半から美容院で13時半から出勤。土曜日は9時半から19時まで働いて日曜日は休む事にした。手術は火曜日だけど月曜日の検査は朝が早いし時間がかかるらしいからね。
こんな風にあれよあれよという間に手術しちゃった方が案外楽かもね。
イタリアでは
Cotto e mangiato
作ってさっさと食べる
と言うフレーズがある。
さっさと済ませちゃえって感じよね。
いきなり電話で検査だ、手術だって捲し立てられて物凄くびっくりしたんだけど、今回の事ではびっくりしてばかりで、その間にあれよあれよと事が進んでいるから尚更驚いてしまうわよ。
この調子で興奮さめやらぬ状態で手術は終わってしまいそうな感じよね。ある意味その方が気分的に楽かもね。
電流が走る感じとか、落雷とか、戦慄とか、あまりの衝撃とか、色んな表現があるけれど、とにかく興奮さめやらぬ私から、最後まで読んで下さった方々に感謝を込めてBACI BACI!
よく食べるおすすめパンは?
スキャッチャータ
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何故かこの曲、アンニュイなメロディが子守唄的な役割をしてくれたのかも。