昨日は悲しいニュースが。。。日曜日に倒れたフィオレンティーナのジェネラルマネージャーが亡くなった。突然の別れだった。
フィオレンティーナを新しいオーナーが購入したのは5年前。その時から顔見知りでよくフィオレンティーナの事を話したもんだ。一緒に新生フィオレンティーナの歩みを共にして来たと思っているんだけど、だからこそ突然の死にやるせなさを感じている。
カピターノの突然の死が6年前、再び突然の死に向き合う事となったフィレンツェ。今日は新しく出来たViola park のチャペルに彼の遺体は到着しフィレンツェとお別れをする。その後に彼の生誕地シチリアにてお葬式をして遺体はニューヨークに埋葬される。
彼はシチリア生まれのアメリカ育ち。フィオレンティーナのジェネラルマネージャーとなってから大半はフィレンツェで生活していたけれど人生の大半はアメリカで過ごしていた。だから私の思いは
彼はイタリアで死にたかったのかな?
だった。
私の日本人の友人が亡くなったのは確か16年前くらい。その時に私は凄く悩んだんだ、彼は何処に埋葬されたかったんだろうってね。いつも何れは日本に帰りたいと言っていたから私のパワーをフル全開して彼の遺灰が無事に日本へと届く様に頑張ったんだ。
そんな経験があるから一体彼は何処で死にたかったのかな?なんて思ったんだ。
結果として彼はお世話になったフィレンツェ、生まれたシチリア、そして暮らしたニューヨークへと全ての場所でお別れをする事になった。ならば悔いはないのかな?なんて思ったりもする。
海外生活をするならば自分の死を何処で迎えたいかある程度イメージしておかないとなって友人の死を機に常に考えて来た。今回私のする手術は命に別状のあるような難易なものではないけれど、父を術後肺炎で失っている私だけに もしや?なんて事も想定内にしておかないといけないかな?なんて思ったり思わなかったり。
やっぱり遺言書を書いておいた方が良いかな?身寄りがイタリアにいない私だからこそ自分の死後の事に責任があるからね。イタリアでは自筆の遺言書は効力があるからわざわざ弁護士なんて介さなくても良いんだよ。
別にネガティブ思考ではなくてリアル思考だ。日本人が地震の為にリュックを用意する様に海外生活のおひとりさまは自分の遺体の始末の仕方ぐらいは意思表明しておかなくてはいけないなって思うだけ。
小春日和というよりは春全開の陽気だったフィレンツェ。
夕食は
頸椎豚肉の宴!
柔らかくてめちゃくちゃ美味しい!ただね、不思議よね、癌と診断されてからワインが美味しくなくなった。病は気からって感じかな?それでも飲むけどいつもの三分の一の量に変わったんだ。
久しぶりに上のテラスに行く。
冬が終わったって感じだな。
そしてちゃんと夜のルーティンをこなして眠りにつく。今の私はちゃんと寝る事も大切なルーティンだ。
朝は血液検査に出かける。奇しくも採血してくれるのは若いイケメン医師。何処に行っても優しい人や若いイケメンパラダイスだから悲壮感は無いんだよね。
日本の方が医療技術も高いと思う。でもね、今回突然癌になってイタリアって捨てたもんじゃないなって思っている。スタッフは友人の様に接してくれて私はAya として受け入れられている。
母の闘病の時も先生も看護師さんも皆優しかった。でもイタリアには日本とは違う温かさというか陽気さがある。
やっぱりイタリアが好き!ってイケメン医師に採血されて思う私から、最後まで読んで下さった方々に感謝を込めてBACI BACI!
春を感じる瞬間は?
日が長くなった時
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