親分のバカンスでお仕事マラソンの私。ただ今回は時間を拘束されるだけで閑古鳥が鳴いてるからあまり身体にはキツくない。


ただなんか刺激のない毎日。。。


最近ようやく気がついたんだけど。。。それはまわりの平均年齢が高すぎるだからみたい。。。



昨日観たテレビの話やご近所さんの噂話。。。昔々のお話。。。



9時間お店に閉じ込められて唯一接触のある世界はアラナインティの乙女達なんだよ。。。



お客様がいらして下されば平均年齢を下げる事が出来るんだけど。。。


束の間に平均年齢が下がるのは八百屋さんでお買い物をする5分間。


でもアラフォーの息子じゃなくアラエイティのお父さんが接客だと然程の効果はない。



アパートの階段を上って話すのはアラナインティのおばあさん。。。そしてようやく雲の上荘でアラフィフの彼に辿り着く。。。


せめてお客様がいらっしゃったら若い人と話せるんだけどね。。。



高年齢者に囲まれて暮らすのがこんなに精神的に苦痛な事だとは知らなかった。。。


今までイタリアに来てから割と若い人に囲まれて暮らしていた。


30歳で日本を飛び出し20代の人に混じって新しい生活をスタートさせ、なんか何処に行っても私がいちばん年上だったからね。




ちょっと街にお買い物に言って話す人は同い年か若い人。


それが毎日毎日アラナインティのおばあちゃま達に囲まれて井戸端会議だからなんか斜陽族の沼に浸かった気分???



そうだよね、ちょっとした小さな日常を共感する人が自分よりずっと年上ってギャップがありすぎ。



彼女達のペースで視点で物を見たらそりゃあ斜陽族の仲間入りだよ!



そう考えると。。。



やっぱり社会って大切だ!


色んな世代の人が入り混じって一緒に生活するのって自分自身のバランスが取れる。



今コロナ大禍の影響でリモートワークに移行するっていうけど、大丈夫かな?って心配になる。



家に閉じこもって自分自身も閉じこもってしまわないかしら?



まぁ仕事だけが世界じゃなく、逆に自由な時間が増えるから違うコミュニティに参加すれば良いんだけど。。。




会社に通う途中に出会う人々、僅かな接触でもふれあいはあるわけで、それを失っちゃうと自分しか残らなくなってしまう。。。



リモートワークで買い物もスーパーで自分で自動決済してたらなんかひとりぼっちの人が増えないか?



家から出ずオンラインで買い物したら出会うのは宅配の人だけ?



そんな世界で人間は生きていけるのだろうか???


いやダメダメ、私はダメよ!




そういえばイタリアに来た最初の頃は早くイタリア語を覚えたくて八百屋さんや雑貨屋さんに行って立ち話をしたっけ。。。




そうだな、今日はちょっと寄り道をして新聞屋さんとか八百屋さんと立ち話でもしようかな?



幸いこのお仕事マラソンは火曜日で終わり、水曜日からは私より2歳上の親分が戻ってくる。


おかげ様で少し平均年齢が下がりそうね。




サリシッチャの宴。


因みに私はサリシッチャと発音するけれど、正しいイタリア語の発音はサルシッチャだそう。


私の発音サリシッチャはフィレンツェ訛りらしく、フィレンツェのオヤジが使う発音らしい。


どうやら私はまわりのフィオレンティーニとの会話の中で学んだらしく正しくサルシッチャと発音出来ないみたいだわ。



という訳で雲の上荘ではサリシッチャと呼ばれるサルシッチャ。



昨日は鉄板でグリルしないでオーブンで焼いていた。


うん、夏はこの方がさっぱりしてるね!






デザートはイチゴの中にカントゥッチを投入!



名案だよ!美味しいね〜〜!



あぁようやく対等に会話が出来る世界だよ〜〜!




よく家族にはおばあちゃんやおじいちゃんがいた方がいいとか言うけれど、やっぱり色んな世代の人が入り混じって共生していくのって大切な事かもしれない。


変に偏るとバランスが崩れる。


お仕事マラソンも残すところあと4日。なんとかメンタル崩壊しないように若者と立ち話するようにしてみるわ。




人生を生き抜いたアラナインティの乙女達と四六時中一緒にいる事はアラ還の私にはちょっと重荷だという事がわかったからね。




それは多分私自身一歩間違えたら斜陽族の仲間入りをしかねない世代だからかも。



アラ還とはいえ気持ちさえしっかりしていれば人生はまだまだ終わらない。


正直アラナインティの乙女達は全然斜陽族ではなく、まだ新しい靴とお洋服を買うバイタリティのある人たちなんだけど。。。アラ還の私にとってはちょっと刺激が足りないのよね。微妙な揺れる世代のアラ還乙女にはアラナインティの乙女達に入り混じるのはちょっと斜陽族の沼に足を引き込まれる気分なんだよね。



そうだな、ちょっと今日は明るい色のお洋服で出勤しようかな?



コロナ大禍でマスクで顔を覆って暮らす毎日もちょっと斜陽族の沼に足を突っ込んじゃう要因でもあるみたい。。。






最近なんかブログに何を書いていいかわからなかったのも、ちょっと斜陽族の沼に足を突っ込んでいて刺激が足りないからかもしれない。



原因がわかったから予防策を講じたい私から、最後まで読んで下さった方々に感謝を込めてBACI BACI!






バングラデシュ人の逆襲で感染者が増えてきた。上手く抑え込めますように!




BACIOとはイタリア語でキスって言う意味、複数になるとBACI、BACI BACIだとキスの嵐よ!みんなに頬っぺたチュッチュッとされただけで元気出ますよ!