平行線の話し合いというより私の意思を伝えた翌週の日曜日、夫は自宅に帰りました。


先週の2人の話がなかったかのように、普通に義理両親の前で夕食を食べました。両親も夕食後に何らかの話があると待っていたのですが、そのまま夫は夫婦の部屋がある2階に上がってしまいました。


夫の後を追いかけ、両親に話しないのかと聞きました。夫の返事は


お前はこれからも両親の面倒を見るんだろ?

じゃあ見終わったら離婚すればいいよ。今の状況で親に話すことはない。


えっ❓❓❓意味がわからない。あまりに衝撃的すぎて笑ってしまいました。それを見て夫も笑っているのです。


それ以上聞くことはやめました。離婚したくないなら俺の言う通りにしろ。言葉では言われていませんが、そう言われている気がしました。夫は結婚指輪を外していました。そのことだけは問いただしました。泊まりの新年会で無くしたと言われました。離婚を決意した時に都合良く指輪が無くなるでしょうか。私の目の前に居るのは、もはや私の知らない人。何が嘘で何が真実なのか…でも嫌いになれない。嫌いになれたらどんなに楽だろうか。


翌日月曜日私は仕事でした。私が自宅に帰るのを待って、両親と夕食を食べ、夫はアパートに戻って行きました。


これからも緊急時以外の連絡はしないこと。夫のタイミングで自宅に帰ることを告げられました。私に拒否権はありませんでした。夫にとってもはや私は家族ですらありませんでした。