遠方公務の醍醐味と言ったらやはり二度寝である
幼い頃から朝の挨拶や視膳(シソン)やら毎日寝坊などしていられなかった俺にとってこれほど素晴らしい朝はない
この腕の中にチェギョンがいるのだから尚の事
俺の腕に綺麗に収まっているチェギョンはまだまだ夢の中
その愛らしい寝顔を見たくて少しだけ体を離す
すると寒さからか身じろぎをするチェギョン
起きてしまった様子はないけれど俺の腕を掴む手は離れそうもない
その一つをとってもいとおしくて仕方がない
そっと髪をかきあげて頬に唇を落とす
やはりそれだけでは物足りなくて唇を奪う
何にもかえがたい
至福の時
チェギョンはきっと気づいていない毎朝ある俺だけの幸せな時間
いつもならこのまま起き上がらなければいけない時間だ
けれど今日はもう一度眠りにつこう
この腕に再びチェギョンを抱くとゆったりと眠りの波へと体を預けた
目が覚めた時にはきっとあの愛しい笑顔に出会えるだろう
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