大学受験勉強は結局のところ、「試験に出題され得るところを覚える」という作業であろう。

その「覚える」という作業は往々にして苦痛である。しかし、そうでないケースもあるだろう。それは、覚える対象が「興味のあること」あるいは「理解できること」であるときだ。

そんなときは、覚えることが苦痛でないのと同時に、覚えた内容も「長く記憶に残りやすい」。これは、単純暗記とは比にならないものがあるだろう。

ならば、我々が取るべき態度は、普段の勉強を“「興味のあること」あるいは「理解できること」にするという作業”であろう。

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結論から言えば、「知識は、基本的なところから徐々に積み上げていくこと」だ。

なるほど考えてみれば、つまらない授業、眠たい授業、それらに共通するのは、「教師がよく分からないことを話し始めたとき」ではなかっただろうか?そう、我々は理解できないことに対しては興味を持てないのである。

人が「理解できる」状態とは、「今まで自分が知っていた知識と、新しい知識が、論理的に上手くつながる状態」であろう。

つまり、自分がまだあまり知らない状態から、いきなりステップアップして高いレベルのことを暗記しようとしてはならない、、、ということである。

そう、教科書レベル(もっと言えばそれ以前)のところから一歩一歩、、、遠回りに見えて、それが一番近道だ。



「そんな事分かっておるのじゃー」、、、


果たして本当にそうだろうか?自分の志望校のレベルに引きづられて、現時点のレベルに合わない参考書を使ったり、予備校のハイレベルな授業を取ってはいないだろうか?

簡単なレベルから一つ一つ理解をして知識と知識を蜘蛛の巣のようにからみ付かせていく。

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AYAは高いレベルの大学を志望校に定めることについて大いに賛成である。しかしながら、それで日々の学習のやり方を変え、背伸びばかりをしていると、実現可能だった夢も、はかない夢となってしまうだろう。

高く知識を積み上げたければ、まずしっかりとした基礎を構築する。
同じ参考書をキッチリ理解し終わるまで何度も繰り返す。
分からない箇所を重点的に繰り返し、分かるようにしていく。
(英単語、古文単語等、単純暗記せざるを得ないものもあるだろうが、やはりそこでも簡単な単語から手を出し、一つずつ上に積み上げていきたい)

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いや~、
実に当たり前のことを書いてしまった。
本サイトを楽しく有益なものにしたいAYAとしては誠に不本意であるが、AYAの最優先に考えるべきことは、「あなた」の合格である。

ならば、このように当たり前のことをキッチリと再認識しておきたかった。


そう、


当たり前のことを、当たり前にやろうぜ




合格できるから