『ひよりちゃんどうしたの?先滑っていいよ』
『あいちゃん…。』
『?』
いつもおてんばなひよりちゃんの様子がおかしい。
『あいちゃん…』
もう一度呟くひよりちゃんに、何だか胸騒ぎを感じる。
『ん?なに?』
『私…。私ね…。
いつもひとりぼっちなの…。』
意味が呑み込めない私は、
『どうして?
私がいるじゃない?』
と、少し責めるように言ってしまう。
『そう、そうなんだけど…』
ひよりちゃんは意を決したように喉を鳴らした。
『私、友だちができてもすぐにその友だちがいなくなっちゃうんだ』
『ど、どういうこと?』
『うん…。きっ、嫌われちゃうんだ。
最後には…。だからきっと。あいちゃんにも…』
ひよりちゃんは涙目だった。
でも、私にはやっぱり理解できなかった。
どうしてそんなことを言うのか。
私の事、信じてないの?
悲しかった。
なにより悲しかったのは、
『そんなことあるわけないよ、私はいなくならないよ』
なんて言ったのに、
心の中で、守れないかもしれないと思っている自分がいることだった。














