一般に「エアフォース・ワン」と呼ばれている機体は、
アメリカ空軍の大統領専用要人輸送機「VC-25A」の事で、これは現在2機存在しています。
大統領の移動に使用される場合、テロ対策や故障によるスケジュールの変更を防ぐ為に、
この2機が正副として常に2機ワンセットで運用されていて、
通常は数十分の時差を付けて飛行しています。
ちなみに更にもう1機「E-4B」と言う有事に於いて国家指揮権限者（主に大統領と国防長官)を載せ全軍の指揮を取る機体も随伴し
近隣の米軍基地に配備されます。
随伴する閣僚も、基本的には事前の会議などもありますので同じ機体に乗り、上記3機以外にも随伴機が付く場合もありますので、都合により別機に乗ることもあります。
ただ副大統領に限り、二人いっぺんに災難にあってはまずいので別の機体に乗ります。
と言うか普通二人一緒には先ず行動しません。
大統領が外遊なら、通常は副大統領はお留守番です。
主に「エアフォース・ツー」と呼ばれている機体は、
同じくアメリカ空軍の要人専用機「C-32」の事で、こちらは6機保有されてて、
副大統領が乗った時にだけ「エアフォース・ツー」
と呼称され、
他の要人の時は特に特別なコールサインは用意されていません。
