現在、ワクチンによる超過死亡が増大し、スタグフレーションが進行する中で、
— 笹原 俊 (@shun_sasahara) 2024年3月10日
長らくデフレの下で、安い給料で非正規労働者を酷使していた企業は、軒並み、人手不足で業務が回らなくなっています。…
現在、ワクチンによる超過死亡が増大し、スタグフレーションが進行する中で、
長らくデフレの下で、安い給料で非正規労働者を酷使していた企業は、軒並み、人手不足で業務が回らなくなっています。
SNSでは「新規採用者の給料を上げればいいじゃん」とか「正社員を新たに募集すればいいだろ」などどいう意見が優勢のようですが、
これらの企業は、相変わらず、安い給料で働く即戦力人材を募集し続けています。
なぜこのような現象が起きるのでしょうか。
日本の企業では、長らく続いていた年功序列制の慣習が、根強く残っています。
たとえアルバイトや非正規社員であっても、その企業で長く働いているものの方が、高い給料をもらうべきと考える人が一般的です。
この状況で、仮に新入社員の給料だけを上げてしまうと、新入社員の方が、入社2~3年目の社員より給料が高くなってしまうという現象が生じます。
これを知った2~3年目の社員は、さっさと会社を辞めてしまい、人手不足がさらに加速します。
2~3年目の社員の給料を同時にあげると、今度は彼らの方が、4~5年目の社員より給料が高くなってしまい、4~5年目の社員が辞めてしまいます。
こんな感じで、結局、新入社員の給料を上げる=社員全員の給料を上げる ということになってしまうわけです。
また、新入社員だけを正社員にすると、古参の非正規社員がこれを不満に感じて、やめてしまいますので、
結局社員全員を正社員にするしかなくなります。
しかし、デフレの下で、従業員を安月給で酷使して、利益を上げていた会社には、ここまでの余力はありません。
結局、今までと同じ給料で求人を出し続け、応募がないことを嘆き続けるしかなくなってしまうのです。
というわけで、ついに、ブラック企業が淘汰される時代がやってきたのです。
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