谷津健仁さんより
ポジティブが良いとはよく聞きますが、そうばかりでもないようです。
以下は、100円ショップで有名な「ダイソー」の社長の“矢野博丈”氏の言葉です。
「6年ぐらい前まで「ダイソーはつぶれる」という確信を持っていました」
「お客様にはすぐ飽きられるものです。ずーっとずーっと恐くて、眠れなかったんですよ」
「経営計画、戦略、そんなもんないです。目標ないです」
「私はインターネットも分からないし、時代遅れな人間ですから」
「もう安さや質では売れん時代になってきた。これからはどうなるかわからんです」
「わしは劣化した。もうしょうがない」
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物凄くネガティブな発言ですね♪
しかし、
結果はご存知の通り。
では、一体何がそうさせるのか?
ポジティブかネガティブかより大切なこと。
それは、以下の言葉から読み取れます。
「急成長してきたセリアや、キャンドゥのおかげで『潰れるかもしれない』と思えた。その危機感があったから持ち直すことが出来た」
「新しい店舗は社員たちが決めて作り上げました。私にはとても、こんな店作りはできません」
ライバル社に感謝、社員に感謝、全てに感謝。
自分をネガティブにとらえるということは、他者へ感謝の気持ちが深まるのです。
こんな自分を支えてくれてありがとう。まだまだ未熟な自分にありがとう。みんなのお陰です。
もしこれが、自分を高く評価するカリスマ経営者だったらどうでしょう。
俺がここまで引っ張ってきた。俺の実力すごいだろ。俺のお陰だな。
なんか、感じ悪いと思います。
ポジティブかネガティブかというのは、感情の一部のお話ですので、それがすべてではありません。
人間の脳、思考は、もっと複雑で、2択で考えられるほど単純ではないように思います。
それよりも「感謝する心」が大切ですね♪
※魂が震える話より