●スプーン曲げが超能力と思ってるヒトへ 矢追純一
ユリ・ゲラーの話をして欲しいというリクエストが多い。なにかの番組で扱ったのか、やたらいろんな人に聞かれるので、先日動画を撮った。そのうちYouTubeで公開されると思う。
なかでも、スプーン曲げはマジシャンでも出来るが・・という内容の質問がいくつかあった。
スプーン曲げが超能力の代名詞になったのかもしれないけど、彼の能力のなかで分かりやすいごく小さな現象に過ぎない。
ほんのサワリ。
ある日、ユリと食事をしていたとき、テーブルを挟んで向かいに座っていた僕の知り合いに、
「ご自分の時計を外して握ってください」と。
彼は、言われるがままに自分の時計を握った。
しばらくして、ユリが
「きた!」
と言った後、
「手を開いてください」
と彼に言った。
☆スプーン曲げは、世界でもお遊びの一つだけど、彼のチカラは全く異なる。
☆実際、スプーンを曲げるんじゃなく、わずか数秒で固い刃物も切断してしまう。
彼は握った手をそっと開くと、腕時計はそのままだった。
「何だ、なんにも起こらなかったな」
と思った瞬間、
今度はユリが自分の手を開いて見せた。
するとそこには時計のネジらしきものがあった。
その時彼が大声で叫んだ
「竜頭がない!」
その声に驚いて覗き込むと、
ユリの手には確かに腕時計の竜頭があり、彼の時計に竜頭がない。
☆竜頭とは、時計のゼンマイを巻いたり、
時刻など合わせるためのつまみ。時計内の精密機器と繋がっている。
※時計内部 上部金色の部分が竜頭
「えっ?なに?なんで?」
そこにいた皆が唖然とした。なぜなら、ユリはずっとその場に座っていたし、全員が見ていた。
ユリは笑いながら
「そのままじゃ使えないから、直してあげる」
と言って自分の手の平の竜頭を友人の時計に無造作に押し込んだ。
時計の竜頭が消滅し、
なぜかユリの手の平にあった竜頭は無事? ユリが押し込んで元の位置に収まった。
その日、一同は呆然としたまま過ごすことに。
☆ユリといると実に色んなことが起きる。
☆この話を読んでも、マジシャンなら出来る、と思うヒトもいるハズ。現象ならあり得る。
☆でも、小細工なしの現実を体感すべし。
翌日、その腕時計の持ち主の彼から電話があった。
「矢追、あれは凄いよ!やっぱり超能力ってあるんだな」
「目の前で一部始終を見ていたものの、起こった事象がにわかには信じ難かった」と改めて真剣に電話で言う。
そこで、あの時計を時計屋に持ち込んだ話をした。
以下は、その時の彼と時計屋のやり取り。
彼は時計屋にこう尋ねてみた。
「竜頭というのは、簡単に抜けるものですか?」
すると時計屋が笑いながら、
「精密機器ですから、おいそれとは抜けません。ただ無理やり力ずくで抜くことはできますが、それを元どおりにするためには、ただ押し込んだだけでは入りません。分解して組み立て直さなければならないのです。第一、無理に引っこ抜いたらその時点で壊れてしまうので、この時計のようにちゃんと動くことはありません。」
それを聞いて、さすがの科学信仰者の彼も参って、超能力の存在を認めざるを得なくなったらしい。
☆ユリの周囲では常に不思議なことが起こった。
☆でも、すべて彼が意識してやったワケじゃなかった。本人は「知らない」という事象が沢山あった。
ユリ・ゲラーの生い立ち
※彼は、生い立ちをあまり話さなかった。
ユリ・ゲラーを知っているヒトはいまだに多い。でも、彼の生い立ちを知っているヒトは少ない。
ユリがまだ幼い頃、興味本位で隣家に忍び込んだことから全ては始まった。移民だった両親を持つ彼の家は大変貧しかったが、隣家は広い庭のある大豪邸だった。
ある日、垣根のスキマから思いがけず広い庭に忍びこむことに成功した。そこで、ユリ少年は芝生の上で一人遊んでいたという。
すると、突然空から眩しい光が降り注ぎ、彼はあろうことか気を失ってしまった。
ユリの姿が見えず、心配で探しにきた母親の声で気が付いたときには、あたりは既に真っ暗で夜になっていた。
☆僕はこんな経験がないけど、突然上空から強い光を全身に受けたというヒトは結構いる。
※写真は、育~iku~ 宇宙から、育む わたしを超えて、育む。から。
ユリ少年は、微かな記憶をたどって行くと、洞窟のような場所で白い服を着た老人が、自分に話しかけていたことを微かに覚えていたという。しかしその老人と何を話したのかさっぱり覚えてないという。
でも、ユリの身の回りで不思議なことが次々と起こるようになったのも、彼の不思議な能力が開花したのも、この出来事がキッカケだったと話してくれた。
ヒトとちょっと違う不思議な能力が使えるようになったことを、幼い彼はヒトに言えずにいた。
小学生の頃、友人の時計が狂ってしまったり、時計の秒針が突然グルグル回転しても「自分のせいかな」とは感じても黙っていたという。
☆次回、ユリが世の中に出て行った経緯。
☆ただのマジック上手の少年なら、普通、
得意げにマジシャンを夢見て目指したハズ。
ユリがヒト前で能力を披露するようになったのは、1967年、落下傘部隊員だった彼は、訓練中にケガを負い除隊後のことだった。
ケガで入院した時のこと、あまりにも退屈だったので、看護師さんらにちょっとしたパフォーマンスを見せて暇つぶしをしていた。そのうち噂を聞きつけて、とある小学校の先生が「一度うちの学校の子供たちにも見せて欲しい」という申し出があった。
その申し出を気軽に引き受けたユリは、学校で子供たちに見せたのが、彼が大勢のヒト前で自己能力を披露した最初だった。
何かと頼まれ、パフォーマンスをして見せていると、あるプロモーターから「もう少し大きな舞台でやってみないか」という声がかかった。
除隊し生活も大変だったため、ユリは見世物小屋のような形でパフォーマンスを始めた。
☆この時期、エドガー・ミッチェルと出逢う。
☆エドガー・ミッチェル氏の研究所ではギャラが出ないので、逃げるように飛び出した。
☆米国政府公認の「ユリ・ゲラー白書」には、「科学では解明できない不可思議な能力が確かに存在する」と公式文書として明記されている。
ユリ・ゲラーが、TVの前のみなさんにフォーク曲げを披露したのは、それがどの家庭にもあるからであり、幼い子供でもみな知っているから。
また、普段なら、わずか数秒で切断してしまう金属を、時間をかけて曲がる様子をじっくりと見せたのは、多くのヒトに誰にでもそういう能力があることを知ってもらい、伝えたかったから。
ユリ・ゲラーの特筆すべき能力のひとつに、初対面のヒトが過去に失ったモノを目の前に出現させたり、同時に数多くのヒトへパワーを送ることができたこと。体感しないと分からない。
米国最先端科学でも解明できなかったユリ・ゲラーの超能力。結果的に日本では、お子さんの苦肉の策であったイカサマが暴かれ、同様に彼も「インチキ」扱いさたことはホント残念。
僕も彼も、メディアに名前も何も公表された子供や親御さんを心配した。いちメディア人として、心無いメディア報道に心底怒りを覚えた。
※youtubeに彼との出逢いがアップされた。スプーン曲げが超能力だと思っているヒトへ で検索。ユリに行き着くまでの話をしてる。
僕の番組がきっかけで、超能力ブームが全国で起こった。僕は、日本の科学者に是非間近で見てもらいたくて、スタジオに招待した。
来ていただけた何人かの著名な科学者先生の中には、実際に能力を目の当たりにして、その後ご自身の研究テーマを「超能力」に変え、その道の第一人者と呼ばれた方もいた。
超能力は小手先の技術やチカラ、マジックじゃない。たとえ結果が再現できたとしても目の前のヒトだけ。電波を通しても通さなくても、エリアの異なるヒト達同時に簡単に伝えたりした。
超能力は、いまだに解明されてはいないけれど、「真の心の世界」が発揮するチカラと思う。
米国での研究結果が公文書として、今も保管されている「ユリ・ゲラー白書」。雑念を払うことができれば、あなたも能力を体感できるハズ。
☆雑念の少ない子供ほどパワーを発揮した。
☆彼はパワーを使い核兵器使用を封印させようと本気で考えていた。でも、難題も山積した。
リクエストが多いので、もう少しユリ・ゲラーの話を続けたい。
ユリといると、不思議なことが次々に起こる。
ある時、レストランで食事をしていると、遠くの席から外国のご夫人が「キャー」と叫び声をあげた。なにごとが起こったのかと見にいくと、女性が手にしたフォークがグニャリと曲がっていた。
ユリに
「やったのか?」と聞くと、
「知らないオレは関係ない」という。
こんなことが起きるのは、ユリ以外考えられないけれど、彼は正直なヤツで、自分がふざけた時は、正直に言うのでウソとは思えなかった。
次第に僕も、こういうことが日常的に起きるのに慣れていった。
ひとつ理解したことは、本人が意識的に何かを仕掛けなくても、ユリの周囲では僕らには不思議なことが、次々勝手に起きるということだった。
※なにかに集中したりというのはTV用の仕草。
☆マネージャーのシッピは何事も驚かないけど、日本食の美味さには、来日のたび驚いていた。
何度目かの来日時、ユリ・ゲラーが東京のニューオータニに宿泊していた時のこと。
僕が、なんとなく窓の外に目を移すと、赤・青・黄の鮮やかな光を放つUFOが数十機も飛んでいた。
すぐユリに聞いた。
「君が呼んだのか?」
すると
「呼んでない」という。
でも、僕が思うところ、あれは明らかにユリがいたから出現したと感じた。
なぜなら、僕が初めてUFOを目撃したのは、ユリが最初の特番が大反響のもと無事オンエアが終了し、彼が帰国した直後の1974年夏の日が発端だった。
場所は、彼が宿泊していたニューオータニ。本館とガーデンタワーをつなぐ通路にガーデンラウンジという喫茶店で、通訳を担当した女性ふたりの3人でコーヒーを飲みながら、よもやま話をしていた。
この喫茶スペースは、美しい日本庭園を楽しめるように、大きなガラス張りの空間になっている。僕らが座った席からは、新宿副都心が見えていた。
その時、ふと黒い棒状の物体が目に入った・・・(写真はイメージ)
ニューオータニの喫茶スペースは、美しい日本庭園を楽しめるように、大きなガラス張りの空間になっている。席からは、新宿副都心が見えていた。
その時、ふと黒い物体が目に入った・・・
妙な軌跡を描きながら、移動しているのが見えた。
「あれ?なんかオモシロイ飛び方してるモノがあるね!UFOかな?」と女性ふたりに話かけた。
「あんな遠くじゃまるでカラスだか何だか分からないな。ホンモノUFOなら、近くに来て姿をちゃんと見せないと」と言いながら、3人で見つめていた。
冗談で話していたので、3人は大して気にも止めず別の話題に移っていた。
ところがしばらくして、何げなく窓の外に目をやると、すぐ近くの雲ひとつない真っ青な空に、細長く光る蛍光灯のような物体が空中に浮かんでいる。その物体形状は、まるで蛍光灯だけど、輝き方が複雑で、昔のディスコにあったミラーボールのようにキラキラした光だった。
※いわゆる葉巻型UFOだけどメチャ美しかった。(写真はイメージ)
「わあ、キレイ!」
と、僕の視線に気づいた女性たちも、この物体を見た途端思わずこう言った。
正確な大きさは分からなかったけれど、近くを飛ぶ飛行機より大きかったので、おそらく、全長が,100m以上はあったと思う。どう見ても飛行機ではないことは断言できる。なぜなら、その物体は空中に静止し、動かなかったから。
実は、僕が初めてUFOを見たのはこの時だった。
だから、俄かには認められず、室内灯がガラス窓に映り込んでいるのではと思い、立ったり座ったりして何度も確認するも、やはりその物体は窓の外の空に浮かんでいた。
でも、周囲のヒトは誰も気づいてない。僕は、続けて立ったり座ったりしながら、その物体を見続けていた。30秒ほど経ったとき、端から何事もなかったかのようにスーッと消え始めた。そして、やはりユリとUFOの関係かもと3人で納得した。
※まるで虹でも見ているような消え方だった。
☆UFOを目撃すると、周囲のヒトは、その物体をまるで見えてないということが多々ある。
ユリ・ゲラーが2度目の来日のときのこと。
僕が彼の宿泊先ホテルの部屋に行ったとき、彼がポラロイドカメラを手に、窓の外を真剣に撮っていたので、何を撮影しているのか聞いてみた。
するとユリはあるビルを指差した。それは、
「KAJIMA」と書かれた鹿島建設のビルだった。
実は、ユリのプロダクション名は「KADIMA」で、前肢しろ!というヘブライ語の意味だった。
たまたま見付けた看板が、身近に感じ記念撮影をしてたユリ。
僕は、彼が撮影するポラフィルムを次々と剥がし、写真を確認していた。すると、何枚目かの写真で鹿島建設ビル脇に、真っ黒なアダムスキー型UFOが映り込んでいた。
それを見付けた僕は彼に
「ユリ、UFOが映ってるよ」
というと、一番驚いていたのはユリ本人だった。彼が言うには、肉眼では何も見えなかったと。
しかし、写真をよく見ると物体の周囲に細かい点のような映っていた。
※アダムキー型UFOをご存知ないヒトのために
写真をよく見ると、UFOの周囲に細かい点のようなモノがいくつも映っていた。
僕が「この点のようなものは子機なのかな?!なんだかよく見えないね!」と言うと、突然、部屋のドアに近い場所で、ドンと言う音がした。
言葉にするにはホント難しい音で、文字にすると「ドン」と書くしかないけど、なにかが落ちてきたような音じゃない。この音は以前にも同じような経験があった。それは、テレポーテーションが起きた時に聞こえた音だと気付いた。
その音は、最初に聞こえた場所から「ドン、ドン、ドン」と少しづつ僕とユリに近づき、やがて前を通り過ぎ、窓際でなぜか音は収まった。
音が聞こえなくなくなったその時、窓際でなにかがキラリと光ったと思った次の瞬間、小さななにかが空中からポロリと落ちてきた。
近寄って拾い上げてみると、それは銀色のコンパクトな折りたたみ式ルーペだった。
その時僕には見えなかったけれど、一緒にいたADの証言によると、突然、空中にルーペが出現し、床に落ちたところまでハッキリ見たという。
ユリが、「これは僕のオフィスに置いてあった」と言う。どうやら、ニューヨークから東京まで一瞬で飛んできたようだ。
僕がユリに
「なぜこれが飛んできたのかな?」
と聞くと、ユリは
「小さくて見えないとヤオイが言ったから、これでよくみろって意味だよ」
実際、写真をルーペで見たら、黒い点は何機もの小さなUFO群だった。
※音はドアから近づき部屋をキレイに通過した。
☆最近、至近距離でUFOに遭遇したと言うヒトが何人もいる。たまにスマホから目を離そう。
雲の上はいつも晴れ。あなたは幸せ人!
◎九州合宿を10月末に開催します。詳しくは、僕の公式HPで。また九州に行きます!
〇誰でも書込み可能なインターネット百科事典。誤った書込みをされるため参考文献は公式HPで。
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