昨日の夕方見た時までは頑張って呼吸していましたが、今朝確認したら、天に召されておりました。

庭の土の中に果物と一緒に埋めてきました。



何年前だろう。独身の時も干からびたコウモリを見付けた事があって。
岐阜の親戚の家に行った時の事。外の壁にへばりついていたんだけど、身体は柔らかいけど意識が無いのか動かない小さなコウモリ…怪我はしていない。

真夏の真昼間だったから
『これは危険!!脱水症状かも!!』
と急いで室内に連れ、濡れタオルに包んでみました。

長年我が家のワンコがお世話になっていた獣医に診てもらうも、先生も困惑…

『う———ん(-_-)コウモリかぁ…こんなにやせちゃってるし、多分もたないと思うよ』
でも意識は戻ったし、元気になる可能性はある…はず。

注射器で砂糖水を無理矢理飲ませ、数日後にキキ(と命名)は元気になりました。


キキは葡萄など果物が大好きだったので、今回のコウモリもきっと好きだろうと、みかんをあげたんだけど、食べなかった…
口が変形していてどう口を開けたら良いのかも分からず、嫌がるコウモリに今回は飲み物も食べ物も無理に口には入れられませんでした。


不思議に思う…数年前、何故キキはあんなに私に懐いたのだろう?

コウモリは懐っこい動物なんじゃないの?

何故私の手から果物を食べれたの?

それをずっと考えていて。

そうか。体が小さかったからキキはまだ子供だったのね。私を母と思ったかな。何の警戒も無く目覚めた瞬間から私を受け入れてくれたのはそういう事か、と納得。
うまく跳べなかったのは小さかったからなのね。それで巣に戻れず真夏に壁に張り付いていたのかな~

仕事から帰って名前を呼ぶと、隠れ家からすっ飛んで来てくれたなぁ。
私が昼寝するとキキも私の服に潜り込んで寝ていたんだよね…



今回のコウモリも果物をあげたら食べてくれるだろうって思い込んでた…甘かった。

表情が分かりにくくて目がどうなっているのか気になったけど、触ると嫌がるからなるべくそっとしておいたんだけど、今朝死んでしまった後、顔をよく確認したけど目が潰れてしまっていたのか、分からなかった。

野生動物って難しいな。知識も無いし人間みたいな総合病院が無い。

そもそも野生動物の事には介入すべきで無いし動物の為にならないと友達に言われた事があります。

その意見も分かります。
だけどね、野生動物が苦しんでいるのは人間がこの世に増え、人間の利便性を優先させた環境が原因。
地球上で動物の棲み家はどんどん奪われている現状。
森が壊され道路が作られ、食べる物も無くなり、動物はさまよっています。森を移動するにも道路があって家があって車があって、動物は死と隣合わせで渡らないといけない。

人間に責任がある。だから私は見付けたら助けたいと思うし放っておけないのです。

でも安易に手を出すのは危険。動物にも生きる力があるし、雀のように親が近くで見守りながら一人ぼっちで自立させる練習をしているだけの動物もいます。


そう私の考えを伝えたら彼女は理解してくれました。

本当にこのままだと命が危ないと判断した時は助ける事にしています。