ムスメ、誕生日を迎えました
酉年の年女！
12年の間に色んなことがあったなー
ムスメ生誕記念に振り返ってみようと思います
ねね、出産経験者の方
母子手帳の『分娩所要時間』ってどのくらいですか
私ね、驚異の３時間15分なんですよ
すごいでしょ？
初産なのに
2005年の今頃
里帰り出産のため、実家におりました
私ねー睡眠大好きなんです
のび太なんです
ぐうぐう寝ていました
もちろんテンピュールの枕♡
鈍い痛みを感じて目が覚めた午前10:30
陣痛なの？
陣痛じゃないの？
2.3日前におしるしらしきものは来たからそうなのかな？
ま、いっかごはん食べよう
父も母も仕事で誰もいない
だけどもしこれが陣痛だとしても夕方には母が帰宅する
その頃までは余裕だろう
母が作りおきしてくれてた朝食をぱくぱく食べた
んー、やっぱりちょっと痛いな
念のためシャワー浴びとこう
痛い
産院に電話すると
「その様子なら、来ても来なくてもどちらでもいいですよ。お任せします」
とのこと
やっぱり不安
一応、タクシーを呼んで産院に向かった
とはいえ、すぐには産まれないよね？
赤ちゃんの荷物を持っていくことはないと判断し、自分の入院セットのみ持参
「一旦帰宅でも、入院でもいいですよ」
え、またそんな感じ？
めちゃめちゃ痛くなってきたんですが
迷わず入院することにしました
ちょうど仕事帰りの母も来てくれたので、
「いつ産まれてもいいように、赤ちゃんの荷物持って来てもらえるかな」
「わかった、すぐ戻るね」
そうこうしているうちにどんどんどんどん痛みが増してくる
だけど、夕飯食べなきゃ力が出ないし！
気合いで運ばれた食事をいただこうとするも、痛みに負けてひとくちも口にすることができない
うおおおおおおおおおおお
背中全体に針山の針が刺さった感じの痛み
う、動けない…
なぜかナースコールも見当たらない
たまたま来てくれた看護師さんに訴える
「子宮口10センチ開いてるわ！このまま分娩室に行きましょう」
え、え、なんて？
当時の流行語大賞は、北島康介の「チョー気持ちいい」
ラッスンはまだ先のおはなし
私、遅い朝食以来ごはん食べてないんですがー！←
そんなこんなであれよあれよと分娩台にあがることに
ああ、ごはん…(´；ω；`)
「痛いよー痛いよー」
痛みに悶絶していると、ベテラン助産師さんからぴしゃり
「痛いのは当たり前！！」
ううう怒られた…
だまって痛みと向き合う私←怒られるのキライ
実はマタニティヨガに足繁く通っていた私
呼吸法もいきみかたも習っていたので
超上手
助産師さんたち盛り上がる
「すごいすごい！初産婦さんなのにー！」
だよねー
で、3回ほどいきんだら
出て来た
18:30！！
母は荷物を取りに戻ったら既に生まれてるものだから相当びっくりしたらしい
割と冷静沈着なお産だったよね
あ、ごはんは翌日までおあずけでした(´；ω；`)
いろんなことあった
「若いママだから」って言われることが多かったから、バカにされないように育児書やネットで色々比べては悲観してた
辛くて悲しいときは
「この子さえいなければ私はこんな目に遭わなくてすんだのに」って思った
「母子家庭だから」って言われたくなくて
しっかりさせなきゃって思いが強くなってできないことがあるとイライラして手を上げた
自分で選んだのに
本当に本当にごめんなさい
出来損ないで、自分のことばっかりの最低な母親だ
なのに、うちのムスメはとってもとってもいい子に育ってくれてる
こんなに出産もスムーズ
お腹の中にいる時からとても優しい
面白くてのんびりやさんで
慈しむ気持ちのある思いやりのある子
故に傷つくこともたくさんあるけど、乗り越える力もちゃんと持ち合わせている
物事は表面だけじゃなくて、側面もあることを知っている彼女は本当にすごい
そして人との出会いにとても恵まれている
ひたすら甘やかすおじいちゃんとおばあちゃん
のんきな私の妹
泣いても喚いてもへっちゃらな幼児教室の先生
愛情たっぷりの保育園の先生
集中力が凄いと褒めてくれる書道の先生
センスを感じますと言ってくれるアート教室の先生
YMCAのリーダーたち
キャンプで一緒になった仲間
我が子のように思ってると言ってくれる私の親友
担任の先生も私もよそのお母さんも驚くんだけど、クラスの女子は全員で仲がいいらしいし！
そして、あの時
「産むべき」って言ってくれたあなたのパパ
私だけの人生じゃ出会えなかった素敵なひとたちがたくさんいる
いっぱい助けられた
ムスメは、ひとりぼっちの私のために来てくれた天使なんじゃないかな
「ママがえーんえーんてしてるからね
わたし よしよーし、よしよーし、いいこいいこってしたの」
小さい頃にお腹の中にいたときの話をしてくれたことを思い出した
守ってくれたんだね
ねえねえ
ママ、マインドブロックバスターになってね、やっと自分を大切にしだしたんだよ
謳歌するって決めたの
だからもう大丈夫！
あなたの人生はあなたのもの
これからは自分のために存分に楽しんでね
12歳おめでとう！！