この本は、先日王様のブランチにて紹介されていて
気になったので購入。
著者は吉田篤弘さん。
毛布をかぶった寒がりの街、
ブランケット・シティ。
ブランケット・ブルーム君はそこで生まれ育った27歳。
職業はデイリー・ブランケット紙の専属ライター。
そこではじめて持つことになった連載コラムが
「ブランケット・ブルームの星型乗車券」です。
それぞれの題材?によって
章が分かれていて、コラム形式になっているので
とても読みやすいつくりになっていました。
挿絵もとても可愛く、優しい文章でした。
出てくる人物名がみんな、ブランケットと
つくのもとても可愛らしい。
この本自体は2005年~2006年の連載コラムを
1冊にまとめたもので、
巻末には素敵な仕掛けもしてありました♡
どこか掴みどころのない話もありながら、
何か深いメッセージも多々あって、
とても癒されつつ、なるほど。
と思わず言ってしまうような言葉も。
例えばこんな文章が私の心に刺さりました。
作家ブランケット・ボワ氏の
著書の紹介をしているところです。
異星人が問う。
「君たちはなぜ、あのお金と呼ばれる紙片や
金属片を信じられるのか?」
ボワ氏はこれに、こう答える。
「われわれはときに現実の風景より、
それを描いた絵画の方に価値を見出します。
物の価値は人それぞれで、価値は決して
ひとつに収まりません。
それに、お金のような欲望と直結したものは
生々しさを消す必要があります。
われわれは欲望の生々しさを紙きれに
置き換えてごまかしているのです」
この他にもたくさん、
考えさせられる言葉や
癒される言葉、
くすっと笑ってしまうようなところもありました。
吉田篤弘さん、
これを機にたくさん読んでみたい作家さんです。
ぜひ、御一読を!
chikuwabu